市川・真間エリア
本格韓国家庭料理 巨富家
市川市新田1-16-28 岡田ビルB2F
- 駅から徒歩約10分、千葉街道沿いにある。 店は2階にあり1階が数台停められる駐車場になっている。
- 韓国の風景写真が貼られた壁の手前には、一際目をひく黄色のメニュー表が。
- 螺旋階段を上ると、チマチョゴリを纏った女性がペコリと挨拶しているパネルが。 思わずつられてご挨拶してしまいそうになる(笑)。
- 店内に入ると、韓国から調達した稲の束や酒窯がディスプレイされている。
- 店内のテーブル席。
- 店内の掘り炬燵席。
- 店内の至るところに装飾品が。カボチャ(上段右)に描かれた龍と虎?の絵。
- 奥の掘り炬燵席。座布団がとってもカラフル!
- 個室の掘り炬燵席。奥には昔のブランコ遊びの風景画が。
- 4人用の個室
- 入口側の掘り炬燵席の所には、大昔の韓国の結婚式の様子を描いた絵が飾られてある。
市川界隈で大人気!どれも絶品 韓国家庭料理の店
市川で美味しい韓国家庭料理のお店は?と聞くと、必ず名前があがるのがこの「巨富家」さん。一度食べるとその味が忘れられなくて、また食べに行きたくなるというリピーターを呼ぶお店です。その料理を作るのが、オムニーのキム・チュンリムさん。23年前に日本へ。子育てがひと段落した13年前に本八幡で、「富の家」を開業。お店が評判になり手狭になってきたため、もう少し広いお店を探して見つけたのが市川だったのだとか。そして3年前に「巨富家」として再スタート!
店内はテーブル席や掘り炬燵席、個室など、いろいろな用途で使える、全98席の広いお店。もともと焼肉店だった居抜きの店を、壁紙を貼り装飾品などを置いて、韓国にいるような雰囲気に造り変えたそうです。ひとつひとつの装飾品や調度品が、とても可愛いくて、見ていて楽しくなります。
前菜10品がズラリ!定食類に付く前菜も楽しみのひとつ
取材日はランチで撮影に伺いました。人気の「イカポッカ」も捨てがたいのですが、「スンドゥブチゲ」を注文することに。暑い日に熱くて辛いものを食べて汗をいっぱいかきたい!というお客さんが多いそうです。
注文してすぐに目の前に並ぶのが、「巨富家」名物のキムチ類の前菜10品。
ドングリを一度粉状にしてから、固めて作る珍しい「ムック」をはじめ、カクテキ、白菜キムチ、小松菜キムチの4品は定番品。その他にキュウリキムチ、ジャガイモの煮物、白菜の浅漬け、韓国風玉子焼き、韓国風海苔の佃煮、クァーリコチュ(日本のシシトウに似ている)の炒め物の6品は日替わり。一品ずつ食べ比べられるのが楽しい。
そして、メインの「スンドゥブチゲ」は、あさりの濃厚なエキスがスープに広がる後をひく味。「うまっ!からっ!でも、うまっ」という感じになる奥深い辛さのスープです。全部のお料理に共通するのが、ほどよい辛さが特徴で、勿論、辛さの調節も可能。
具は絹ごし豆腐に、あさり、ネギ、玉子の黄身、キムチ入り。唐辛子は韓国から仕入れたものだけを使っているそうです。その唐辛子で作る、作り置きの万能調味料「タテギ」が隠し味!また食べたくなる逸品に仕上がります。
今回は特別に、韓国風茶碗蒸「ケランチム」も作っていただきました。出汁は昆布と乾燥タラ(魚)と鰹節、それに玉子4~5個を溶いて弱火でかき回せながら作るという、フワフワ食感の不思議なお料理。タラの味が濃くこれまた美味。
店内に流れる韓国の音楽を聴きながら、種類豊富な韓国料理生を食べれば、生マッコリが進むこと間違い無し。マッコリの種類も豊富で、ゆずや苺、りんご、黒豆など全7酒類も。これはお客さんから熱いリクエストがあり、お店で扱うようになったそうです。
料理を食べ終わると最後にでてくるのが甘米汁「シッケ」。辛いお料理を食べた後にいただくと、胃も心もほっとする優しい飲み物です。もちろん、オムニーの手づくり。
キムさんの作る料理は、昔からキムさんが食べてきた、昔ながらの韓国の家庭料理。この「シッケ」も、作るのにとても手間がかかるため、今では作れる人が少ないそうです。
そして、何よりも驚くのは、お腹いっぱい食べてもリーズナブルなこと!
懐にも優しいお店なのです。巨富家のほんわか優しいオムニー、キムさんにまた会いたい!
【DATA】
本格韓国家庭料理 巨富家
- 住所:市川市新田1-16-28 岡田ビルB2F
- 電話番号:047-322-2988
- 時間:11:00~15:00、17:00~23:00
- 休日:月曜日
- ※料金はすべて税込価格