市川・真間エリア
ギャラリーf
市川市市川1-17-13
“中古絵本”販売と“イベント会場”の2つの顔を持つオープンスペース
市川の大門通り沿い、京成線の踏切近くにあるのが「ギャラリーf」。ここは、一級建築士事務所「かめ設計室」の羽渕雅己さんと山田晶子さん夫妻が運営する、オープンスペースです。「ギャラリーf」では、不定期的に個展などのイベントを開催しています。展示のない日は、店内で「コトノハブックス」さんの中古絵本をメインに画材やポストカードなどを販売しています。「コトノハブックス」は、オンラインで中古絵本を販売している古本屋さんで、定期的に季節に合う中古絵本をお店まで届けに来てくれるそうです。
「ギャラリーf」のはす向かいに建つ白い洋館風の建物が「かめ設計室」です。住宅や店舗・施設等の建築の設計、新築から増改築、リフォーム、インテリアデザインなどを行う設計事務所で、以前は西新宿や船橋などの住宅街にありました。建築設計の仕事はクライアントが指定する場所で行うのですが、羽渕さんと山田さんは、事務所を構えている町に何も影響を与えることができていないことに、次第に違和感のようなものを抱くようになっていったそうです。“自分たちが気に入った、ここだと思える町に事務所を構えたい”そう思い始め、場所探しが始まりました。岡山や京都など遠方まで出かけることも。そんななか初めて訪れた市川を散策したときに見つけたのが、大門通りだったそうです。「真間山弘法寺に向かう真っ直ぐ伸びた商店街。大門通りのほどよいスケール感や雰囲気がとても気に入りました」と話す、羽渕さんと山田さん。
それからほどなくして、大門通りに「かめ設計室」を移転したのが2018年のこと。当時、はす向かいにあった物件。後の「ギャラリーf」となる建物のシャッターは閉まっていました。その物件は、住宅の一部の店舗であったため水場やトイレが自宅側にしかなく、閉店した後もなかなか人には貸せない状態だったそう。はす向かいに事務所を構える自分たちであれば、水場やトイレは「かめ設計室」のを使用すればよいのでは?と考え、大家さんに相談し、許可を得ることができたそうです。“シャッターを開けて、少しでも大門通りに活気を取り戻すことができれば”……そんな思いから、先ず自分たちで借りてみることにしたそうです。
この建物は昔、洋服を仕立てる“テーラー大山”というお店でした。その後、娘さんがリフォームを行い「sewingbox エフ」という店名で、服や鞄を作るお店を開いていたそうです。「ギャラリーf」の店名は、この「sewingbox エフ」の“エフ”を引き継いだものなのだとか。
羽渕さんと山田さんは市川に移転後、「かめ設計室」の仕事をする傍ら、毎月第2・第4土曜日に大門通りで開催される“大門通りまるしぇ”にも参加するようになったそうです。当初は、大門通りの市川駅寄りの場所で、二人が手掛けたポストカードを販売していました。その後「ギャラリーf」ができてからは、大門通りまるしぇ”の日になると、ギャラリーfの前で、ポストカードやメモ帳などを販売するようになったそうです。
かめ設計室の市川での活動が、建築雑誌『住宅建築』2025年10月号(8月19日発売)で、特別記事として20ページに渡り特集されています。
- 2021年11月末、中古絵本「ギャラリーfの小さなコトノハブックス」を始めた頃の店内。
- 2025年8月の取材日の中古絵本「ギャラリーfの小さなコトノハブックス」。
- 本棚には中古絵本が見やすいようにディスプレイされている。
- 机の上にも絵本が並ぶ。
- 窓際には木のベンチシートがあり、座って本を見ることもできる。
- 二人が手掛けたポストカード。動物や昆虫類、風景や建築物をモチーフに描かれている。
- 角型形状で面塗りから線描まで対応できる、専門家用クレパス「オイルパステル スペシャリスト」CRAY-PAS Specialist / SAKURAは全85色。耐光性に優れているので、長期間鮮やかな色を保つことが可能。
- 「ヴァンゴッホ色鉛筆」も多彩な色を取り揃えている。
- オープンデスクの後ろにも絵本や画材が並ぶ。スケッチブックや水彩紙、絵の具、色鉛筆など、画材は一割引で販売している。
- 「ホルベイン透明水彩絵の具」。
- 原料にこだわった本格派オリジナル・ペイント「ターナーミルクペイント」。
- さり気なく置かれた置物の表情が豊かで笑みを誘う。
- かめ設計室が手がけたGINE(手作りのエッセイ本)『流行建築通信』も販売。
- 「ギャラリーf」のはす向かいにある白い建物が「かめ設計室」。これまで手掛けた建物の模型がディスプレイされている。
- 『住宅建築』の2025年10月号で、かめ設計室が特別記事として掲載された。
- 2022年9月「chacoo 押し花展」。ギャラリー仕様に改修した一回目の展示。
- 2023年10月「夜の木とタムラ堂」展。
- 2023年12月 中野聡子展「車窓」 イベント朗読会の様子。
- 2024年1月頃の中古絵本「ギャラリーfのちいさなコトノハブックス」。
- 2024年7月 自主企画 蚤の市。
- 2024年8月 自主企画 子どもワークショップ「いきもののおうちをつくろう」。
- 2024年9月「くまフェス」展示の様子。
- 2024年10月 家具杣添「かぐやのがく」展。
ギャラリーfで開催される様々なイベントは毎回大好評!
「ギャラリーf」では、不定期的に期間限定で個展を開催しています。個展のテーマや作品に合わせてレイアウトも変わり、毎回、様々なジャンルの魅力溢れる個性的な作品が展示、販売されます。
「ギャラリーf」で初めて個展が開催されたのは2021年9月のこと。企画第一弾は、CHISAMI WADAさんの初個展・水彩画展「小ちゃい絵の小さな個展」でした。大門通りのマップを描いていたCHISAMI WADAさんが「ギャラリーf」を訪れた際に、「いつか個展を開きたい」と話してくださったことがきっかけとなり、最初の個展開催となったそうです。
以来、「ギャラリーf」では、「映像展」、「四代 松乾斎東光 個展 −時代を写す市松人形」、「西原純子 日本画展『レトロたてものさがし』」、「まつのぶのりこさんの展示『日々の衣服』」、「左官職人・芝田洋子さんの個展『芝田左官店の左官展』」、「岩崎貴子さんの個展 『さをり織り』〜春待つきもち〜」etc……書き切れないほど、幅広いジャンルの個展が行なわれています。更に、毎回テーマが変わる「黒板教室」や、ものづくりの「ワークショップ」、「演奏会」などが行われることもあります。「ギャラリーf」での企画や展示については、ぜひ気軽にご相談を。
真間山 弘法寺まで続く長い大門通りを散策しながら、ふらっと「ギャラリーf」に立ち寄って、イベントや中古絵本を見るのも一興です。きっと、楽しいと思える何かに出会えるのではないでしょうか。
「ギャラリーf」までのアクセスは、JR総武線市川駅から徒歩約8分・京成線市川真間駅から徒歩約7分。
【DATA】
ギャラリーf
- 住所:市川市市川1-17-13
- 電話番号:047-383-9522(かめ設計室)
- 時間:10:00~17:00 ※イベントなどについてはInstagramを参照
- 休み:水曜日 他、夏季や年末年始に休暇あり
- Instagram:https://www.instagram.com/gallery_f_kamedesign/
- ホームページ:https://www.kamedesign.net





































