市川・真間エリア
MoonboW(ムーンボウ)
市川市真間2-9-5福島屋ビル1階A号
甘さ控えめでしっとり・ふわふわ食感の“マフィン”はリピ買い確実の美味しさ
JR総武線市川駅から徒歩約11分、京成本線市川真間駅北口から約8分。市川手児奈通り沿いにあるのが「MoonboW(ムーンボウ)」。ここは、女性オーナー・藤田さんが営むマフィン専門店です。オープンしたのは2013年10月4日。今年の10月で創業12年を迎える人気店。
「MoonboW」は、月の光に照らされて出る虹のことで、“月虹”と訳されることもあるのだとか。マフィンのこんもりとした形状とも相まって、とても可愛らしい店名に、ほっこりしますね。
お店は縦長で、ゆったりと寛げる空間になっています。店内には夜空をイメージした群青色の壁紙を使用。その壁には、現代芸術家・あやさんから寄贈された絵が2点、さり気なく飾ってあります。この絵はあやさんがMoonboWをイメージして描いたものなのだとか。
藤田さんは昔からお菓子作りが好きで、自宅でよくチョコレートケーキやタルトを作っていたそうです。藤田さんが作ったスイーツを食べた友人や家族から「お店を開いたら?」と言われていたこともあり、当時は“老後にカフェが開けたらいいな”くらいの漠然とした思いをいだいていたのだとか。
大学卒業後にカナダへ語学留学した際、朝食に食べさせてもらった、しっとりとしたマフィンが美味しく、その味が忘れられなかったそうです。帰国後しばらくは会社勤めを続けていく中で、学んだり本との出会いがあったりしたことから、次第に「カフェを開業したい」という思いが強くなっていったのだとか。まずはお金を貯めて10年後ぐらいに開業を目指すために、会社を退職することに。当時、日本国内にマフィンのお店が少なかったことと、カナダで食べたマフィンの味を再現したいという思いから、“お店を出すならマフィン専門店”に決定。お菓子作りの修業のために、貯金や体力づくりも兼ね、マフィン専門店でアルバイトを始めました。その後、珈琲店やパン屋さん、レストランなどを経て、開業を決意してから約8年後、MoonboWをオープンしたそうです。2年ほど早く目標達成を遂げたことになります。
「欧米ではスーパーなどで売られており、とても一般的なマフィン。日本で見かけるパサパサした物ではなく、しっとりとしていて、様々な種類があります。そんなお味を少しでも知って頂きたくて、毎日お店で焼いています」と、藤田さん。
MoonboWのマフィンの材料には、北海道産小麦粉、よつ葉バター、新鮮卵、なるべく手作りの材料(ジャム、コンポート、野菜ペーストなど)、アルミニウム不使用のベーキングパウダーなどを使用。これらの材料を、マフィンのレシピによって配合や混ぜ方を変えることで、MoonboWならではの唯一無二のしっとり&ふんわりとした食感のマフィンに仕上げているのだとか。ほどよい甘さであることもMoonboWのマフィンの人気の所以です。マフィンは季節ものを含め約50種類ある中から、日替わりで6~7種類を販売しています。
マフィンの「ハチミツ」と「チョコブラウニー」は定番商品。季節限定商品として、春は「桜」、「ストロベリー」、夏は「マンゴークリームチーズ」と「チョコミント」。梨の季節には、「梨とラム漬けカレンズ(山葡萄)」、秋・冬は毎年ファンが心待ちにしている「スイートポテト」と「かぼちゃ」。更に冬季限定で「メープルウォールナッツ」を販売するそうです。
マフィンの他にイギリスの伝統菓子でもある「キャロットケーキ」も人気で、売り切れ必至の商品です。シナモンとナツメグを効かせたほんのりスパイシーな味わい。しっとりとした生地の中には、ニンジンとクルミとカレンズがぎっしり。スポンジ生地の上には、クリームチーズフロスティングの白い化粧が施されています。酸味と甘みのバランスが絶妙なケーキです。
旬の野菜などを使った「キッシュ」も見逃せません! 取材日は「ズッキーニとベーコンのキッシュ」がありました。キッシュは、毎日販売しているわけではないので、ショーケースに並ぶのはレアなので購入がお薦め。また、土曜日と日曜日の週末と祝日限定で「スコーン」(280円~)も数種類販売しています。本場イギリスのスコーンは、クロテッドクリームやジャムをつけて食べるのが一般的ですがMoonboWのスコーンは、バターをふんだんに使い、何もつけずに、そのままでも美味しく食べられるように仕上げているそうです。プレーンをはじめ、イチヂク・クルミ、クランベリー・チョコなどを週替わりで販売。土日と祝日はスコーンも見逃せないですね。
ドリンクは「コーヒー」や「紅茶」などの他に、「デカフェコーヒー」や「ブレンドハーブティー」などのカフェインレスのドリンクがあります。更に、季節限定で自家製の紫蘇シロップで作る「赤紫蘇ジュース」と「赤紫蘇ソーダ」も用意。さっぱりと味わえ、マフィンともよく合います。また、お正月には「チャイ」も提供するそうです。
- 店内の一角には、MoonboWに関わりのあるお店のイベントのフライヤーなどが置いてある。
- 市川市で誕生したゆるキャラであり、市川うららFM広報大使、地元の放送局広報大使などを務め、ヘルプマーク・オレンジリボン・ピンクリボンの三種啓発運動などで活動する「ダイコン爺さん」のミネラルウォーター(後)と、以前、市川大門通りにも店舗があった皮製品専門店「二天一流総本舗」のカードケース(前)も販売。
- 電球の傘に小鳥をあしらったお洒落な照明。
- 店内には、現代芸術家・あやさんから寄贈された絵がある。
- ショーケースには約50種類のレシピの中から日替わりで6~7種類のマフィンなどが並ぶ。
- 日替わりマフィンの一例。左から「抹茶」、「バナナチョコ」、「ハチミツ」、「ブラックココアオレンジ」、「クランベリーオレンジ」、「チョコミント」。
- ドリンクのメニュー表。
- 人気の2品。「ハチミツ」(テイクアウト259円・イートイン264円)と「クランベリーオレンジ」(テイクアウト270円・イートイン275円)。マフィンなどは可愛いお皿に乗せて提供。
- 季節限定ドリンク「赤紫蘇ソーダ」(テイクアウト500円・イートイン509円)。
- 「チョコレートブラウニー」」(テイクアウト270円・イートイン275円)。
- 甘さと酸味のバランスが絶妙で、食べ飽きない「キャロットケーキ」(テイクアウト430円・イートイン438円)。
- 「ズッキーニとベーコンのキッシュ」(テイクアウト600円・イートイン612円)円)。週末と祝日限定で「スコーン」も販売。
マフィンは箱詰めにしてお土産にするのがお薦め!
MoonboWのマフィンは、家族や自分用に購入する人も多いのですが、箱詰めにして友人宅や、ちょっとしたパーティに参加する際のお土産にも重宝します。しっとり&ふわふわ食感で、バターの風味が楽しめる口福なマフィンの味に、みんな虜になるはず‼ 差し入れをした人の株が上がること間違い無しの逸品です。
少数の場合は3日前、数が多い場合は、1週間前までに必ず予約を!
月1回「移動型花屋kiku-su」が、MoonboW店舗前で出張販売をすることもあります(実施日や販売時間はMoonboWのSNSで要チェック)。その日は、季節の色とりどりの花が店頭に並ぶので、マフィンと季節のお花の両方を購入できますよ。
MoonboWは、春と秋に開催される「手児奈まつり」や、夏の「市川ほおずき市」には毎回出店しています。また、毎月第2・第4土曜日に開催する「大門通りマルシェ」や「いちかわごちそうマルシェ」などにも、不定期的に出店しています(イベント出店については各種SNSで告知)。イベントに出かけた際は、MoonboWのお店を探してみてください。
【DATA】
MoonboW(ムーンボウ)
- 住所:市川市真間2-9-5福島屋ビル1階A号
- 電話番号:047-383-9267(FAX共通)
- 時間:11:00~19:30
- 料金:掲載料金は2025年6月25日取材時点の税込み価格
- 休み:水曜日(その他、イベント出店時など休みあり。随時SNSで要確認)
- Instagram:https://www.instagram.com/moonbow_muffin
- x:https://https://x.com/moonbow_muffin
- Facebook:https://www.facebook.com/MoonboW.muffins/