市川・真間エリア

大門岡埜 市川本店

市川市真間2-23-8

  • 大門通り沿いに佇む「大門岡埜 市川本店」。

    大門通り沿いに佇む「大門岡埜 市川本店」。
  • 店頭には看板商品を掲示。

    店頭には看板商品を掲示。
  • 取材時の3月上旬は「かきもち」3種類が店頭に並んでいた。

    取材時の3月上旬は「かきもち」3種類が店頭に並んでいた。
  • 入り口正面のショーケース。

    入り口正面のショーケース。

手間ひまかけ上品な味に仕上げた秀逸な銘菓が並ぶ御菓子処

京成本線国府台駅から徒歩約7分、市川真間駅から徒歩約10分の大門通り沿いにあるのが、御菓子処「大門岡埜 市川本店」。ここは、テレビ番組の企画「全国和菓子職人選手権」で準優勝に輝いた和菓子職人・増田章太郎さんのお店です。大門岡埜は市川本店の他に「矢切店」と「上本郷店」があり、毎日市川本店でつくられた和菓子を2店舗に届けているそうです。

2002(平成14)年の第24回「全国菓子大博覧会」で金賞を受賞した『からめきの瀬』は、大門岡埜を代表する銘菓。“からめきの瀬”は『更級日記』に登場した“かがみの瀬”(=江戸川の浅瀬)の流れをイメージしてつくられた和菓子なのだとか。純度の高いザラメを使い、北海道十勝産の減農薬・有機栽培小豆を強火で炊いて、甘さ控えめの生羊羹に仕上げた逸品。笠間産和栗の甘露煮入りと、新潟県産の白玉粉を使った求肥餅入りの2種類があります。

同じく、2002年の第24回「全国菓子大博覧会」で全菓博会長賞を受賞したのが『どら焼き お福』。ふっくらとした生地の中に丹精込めて炊き上げたあんが絶妙で定番人気の商品なのだとか。栗、小豆、こしあんの他に刻み栗入りの4種類もあります。

取材時には、季節の上生菓子が6種類ありました。同じ名前の上生菓子でも、時期により素材を変えるなどして工夫を凝らしているそうで、味わいの違いを楽しめるのも「大門岡埜」ならではの魅力です。

千葉県松戸市には、江戸幕府最後の将軍・徳川慶喜の弟である徳川昭武が建設した邸宅・“戸定邸”があり、国の重要文化財として登録されています。2009年に天皇、皇后(現上皇、上皇后)両陛下がこの戸定邸に行幸啓に来られた際に、大門岡埜の“姫菊”という上生菓子をお召し上がりになったこともあったそうです。

自宅でいただくために、和菓子好きの筆者が悩んだ末に選んだのが、上生菓子の「ひとひら」と「菜種きんとん」と生菓子の「生クリームいちご大福」。どれも上品なほどよい甘さなので、一度に3個食べてしまいました。「大門岡埜」の和菓子のおかげで、至福の時間を満喫できました!

和菓子の詰め合わせの種類も豊富で、取材時にもギフト用に大門岡埜に買い物に立ち寄る方が多かったのも印象的でした。

  • 「黒豆大福」。宮城産のこがね餅・北海道十勝産の減農薬栽培のあずき・赤えんどう豆を使った人気商品。

    「黒豆大福」。宮城産のこがね餅・北海道十勝産の減農薬栽培のあずき・赤えんどう豆を使った人気商品。
  • 季節限定、大きな苺を一粒丸ごと挟んだ「生クリームいちご大福」。

    季節限定、大きな苺を一粒丸ごと挟んだ「生クリームいちご大福」。
  • 季節の上生菓子は6種類ほど。

    季節の上生菓子は6種類ほど。
  • 季節限定、餅米から仕上げた関西風の「さくら餅」(道明寺製)。

    季節限定、餅米から仕上げた関西風の「さくら餅」(道明寺製)。
  • 大門岡埜の代表的な銘菓「からめきの瀬」。

    大門岡埜の代表的な銘菓「からめきの瀬」。
  • こしあん製のこだわりの最中「下総最中」。

    こしあん製のこだわりの最中「下総最中」。
  • 「せせらぎ」。しゃりっとした食感が癖になる琥珀羹に丹波大納言を寄せ上品な味。

    「せせらぎ」。しゃりっとした食感が癖になる琥珀羹に丹波大納言を寄せ上品な味。
  • 詰合せの一例。最高級丹波大納言を使った和菓子の詰合せ「丹波づくし」。「ぜいたく三昧」、「豆グラッセ」各3個と「せせらぎ」8個入り。

    詰合せの一例。最高級丹波大納言を使った和菓子の詰合せ「丹波づくし」。「ぜいたく三昧」、「豆グラッセ」各3個と「せせらぎ」8個入り。
  • 詰合せの一例。「からめきの瀬」も入った 色々な味が楽しめる和菓子の詰合せ「凛」。「からめきの瀬」栗1本、「どら焼きお福」栗3個、「ぜいたく三昧」2個、「豆グラッセ」2個、「くるみ便り」2個、「ぴーなつ畑」4個入り。

    詰合せの一例。「からめきの瀬」も入った 色々な味が楽しめる和菓子の詰合せ「凛」。「からめきの瀬」栗1本、「どら焼きお福」栗3個、「ぜいたく三昧」2個、「豆グラッセ」2個、「くるみ便り」2個、「ぴーなつ畑」4個入り。
  • 入り口左手の棚。

    入り口左手の棚。
  • 千葉県名産の落花生を使い、あんとかのこ豆をパイで包んだ「ぴーなつ畑」。

    千葉県名産の落花生を使い、あんとかのこ豆をパイで包んだ「ぴーなつ畑」。
  • 粒あんをガレット生地で包んで焼いた「矢切の月」。

    粒あんをガレット生地で包んで焼いた「矢切の月」。
  • 平成21年10月16日の天皇 皇后両陛下が松戸市の邸宅に行幸啓された際、大門岡埜の上生菓子をお召し上がりになったこともあった。

    平成21年10月16日の天皇 皇后両陛下が松戸市の邸宅に行幸啓された際、大門岡埜の上生菓子をお召し上がりになったこともあった。

和菓子はもちろん“生かきもち”ファンも多い

近隣の和菓子好きの方が「大門岡埜」に足繁く通うのはもちろんですが、「生かきもち」ファンも多いそうです。家で生かきもちを焼いて食べるとその味は格別なのだとか。取材日には店頭に3種類(海苔・黒大豆・ごま)と店内には「海老の生かきもち」もありました。これほどきれいなピンク色の生かきもちは見たことがありませんでした。

生かきもちの他にお煎餅などの商品も取り揃えているので、立ち寄ってみてはいかがでしょう。

  • 入り口左手の棚には、和菓子やお煎餅が並ぶ。

    入り口左手の棚には、和菓子やお煎餅が並ぶ。
  • 大門岡埜の和菓子は、白双糖や鬼ザラ糖、北海道産・大手亡豆、えりも小豆など、こだわりの食材でつくる。

    大門岡埜の和菓子は、白双糖や鬼ザラ糖、北海道産・大手亡豆、えりも小豆など、こだわりの食材でつくる。
  • 「紅白饅頭」(小50g×2)一組~。

    「紅白饅頭」(小50g×2)一組~。
  • ジャム感覚で食べられる「トーストにぬったらおいしいあんこ」(つぶあん/こしあん)。ヨーグルトやアイスに混ぜても良し、お餅と一緒におしるこにしても良し……アイデア次第で楽しみ方が広がる。

    ジャム感覚で食べられる「トーストにぬったらおいしいあんこ」(つぶあん/こしあん)。ヨーグルトやアイスに混ぜても良し、お餅と一緒におしるこにしても良し……アイデア次第で楽しみ方が広がる。
  • お祝い用の「誕生餅(一升餅)」、「御赤飯」笹折(500g)~。

    お祝い用の「誕生餅(一升餅)」、「御赤飯」笹折(500g)~。
  • お菓子でつくられた見事な工芸菓子「花富貴」。

    お菓子でつくられた見事な工芸菓子「花富貴」。
  • 2023年春の上生菓子と生菓子の一例。右は「ひとひら」、左が「菜種きんとん」、奥は「生クリームいちご大福」。

    2023年春の上生菓子と生菓子の一例。右は「ひとひら」、左が「菜種きんとん」、奥は「生クリームいちご大福」。
  • 「大門岡埜」店主・増田章太郎さん。

    「大門岡埜」店主・増田章太郎さん。

【DATA】

大門岡埜 市川本店

  • 住所:市川市真間2-23-8
  • 電話番号:047-322-0447(電話受付は10:00~17:00)
  • 時間:10:00~18:00 
  • 駐車場:1台
  • FAX:047-322-0446
  • 休み:不定休 
  • ホームページ:https://daimonokano.com
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