cafe zakka craft SERENDIPITY(セレンディピティ)

手作り雑貨や陶器も並ぶアットホームな雰囲気のカフェ

京成本線市川真間駅の線路沿いにあるのが「cafe zakka craft SERENDIPITY(セレンディピティ)」。

オープンしたのは2018年6月。オーナーはRinaさんです。

「セレンディピティ」とは、“素敵な偶然に出会ったり、予想外のものを発見したりすること。あるいは、偶然をきっかけに幸運をつかみ取ること” といった意味があり、この言葉はRinaさんが若い頃から好きな言葉であり、いつか何かに使いたいと温めていた単語だったことから店名に決めたそうです。

この場所にお店をオープンすることが決まってから、木材を持ち込んで商品を飾る棚やテーブルを作り、床をペンキで塗るなど、電気の配線や水道の配管など業者が必要な作業以外はすべて、RinaさんをはじめスタッフのAyako さんやお友達の協力により4カ月ほど完成したそうです。

白を基調とした寛げる空間で、手作りのオブジェがさり気なく置かれています。

店内に入ると、両サイドの棚に手作りの商品が並んでいます。右側のコーナーが布製の雑貨類です。

そのひとつが「obijinsan」という商品。もうすぐ90歳になるというおばあちゃまが、一刺し一刺し縫った可愛い布巾。

白地の生地にアクリル毛糸で刺繍してあるので、汚れ落ちも良いそうです。台所や玄関など拭き掃除に重宝する人気商品なのだとか。

刺繍のお花があまりにもカワイイので、使うのがもったいないくらいです。

他にも実用性のある個性的な手作り雑貨が並んでいるので、近くで手に取って見てほしいです。

もう一方の左側のコーナーには日々の暮らしに彩りを添える陶器が並んでいます。全て陶芸作家・月村妙子さんの作品です。市川市内の御自宅に工房・“梨風窯”を併設し、“料理の引き立て役になれるようなやさしさとときめきのある器づくり”を心掛けて生み出される器は、どれもやさしい色合いで温かみのある形が魅力です。

惣菜もパンもスイーツも全てお店で手作り！　

セレンディピティで提供するお料理はすべてお店で手作りしています。できる限り地産地消を心がけ、ほとんどの野菜は市川周辺の農家さんが育てたものなのだとか。

お料理上手なRinaさんが作るお惣菜と“おうちパン”の資格を持つスタッフのAyakoさんが作る焼きたてのパンは絶品です。

ランチはベーグル・ライス・プレートの3種類があります。

一番人気は「プレート」と伺い、取材日は「プレートランチ」をオーダーしました。プレートの内容は毎月替わるそうです。

因みにこの日のパンは“フォカッチャ”、“ローズマリースコーン”、“プチトマト・ブラックオリーブ・ベーコンのキッシュ”の3種類。

好みでフォカッチャとスコーンにつけて食べても美味しい“レバーパテ”。“キャベツとニンジンのアンチョビ炒め”。

赤と黄色のパプリカ・ニンジン・キュウリ・ダイコンの“ピクルス”。“はちみつナッツ”の7品。

酸味、塩加減、甘みなどすべてちょうどよく、個人的には、デザート類がプチケーキやフルーツではなく、アンチエイジングに効果的な“はちみつナッツ”という点もポイントが高かったです。そして、見た目以上に満腹感がありました。

セレンディピティでは「おうちパン教室」も開催しているそうです。おうちパンとは、たとえオーブンがなくても、トースターやフライパンを使って気軽に作れるパンのことなのだとか。

おうちパン教室の講師はAyakoさん。1回1時間半～2時間。試作のパンが焼き上がった後はランチも楽しめます(レッスン料金＋パンとお惣菜付きランチ込みで1人3500円、定員になり次第終了)。興味のある方は問い合わせてみてください。