大野・柏井町エリア

峰月堂

市川市大野町2-786

  • 市川大野駅からゆるやかな坂を上った先にある人気の和菓子店。

    市川大野駅からゆるやかな坂を上った先にある人気の和菓子店。
  • 取材したのは“十五夜の日”。
店頭には「お月見団子」が並んでいた。

    取材したのは“十五夜の日”。 店頭には「お月見団子」が並んでいた。
  • ショーケースの中には、種類豊富な和菓子が並ぶ。

    ショーケースの中には、種類豊富な和菓子が並ぶ。
  • 陳列されるとすぐに売れてしまう「お月見団子」。

    陳列されるとすぐに売れてしまう「お月見団子」。

親子3代で作る人気の老舗和菓子店

JR武蔵野線市川大野駅から徒歩約7分の場所にあるのが「峰月堂」。創業は1950(昭和25)年。オリンピックイヤーに創業70年を迎える老舗の和菓子屋さんで、現在の店主は3代目の峯島重明さん。店の奥にある広い工房で2代目、3代目、4代目の親子三代が毎日和菓子を作っています。引き戸を開けて店の中に入ると、女将さんと若女将が「いらっしゃいませ~」と言いながら、満面の笑顔で出迎えてくれます。

峰月堂の一番人気の商品は「大福」。宮城県産もち米を石臼でつきあげたお餅で、北海道産小豆の粒餡を包んだ和菓子。その他、重明さんが奥さまのアイデアを参考に誕生したという「生クリーム大福」も大人気。こし餡、コーヒー餡の他、季節により、チョコ餡やカボチャ餡も登場するそうです。餅米粉が主流になるなか、峰月堂では餅米の米粒からついて、さらに軟水を使うことで口溶けのまろやかさにもこだわっているのだとか。北海道十勝産の小豆を使い、昔ながらの製法で作る餡子と濃厚な純生クリームとの相性が抜群な「生クリーム大福」は、口福を感じるスイーツ!

取材に伺った日は、ちょうど十五夜の日でした。毎年“十五夜”には「お月見団子」を販売しています。つき立ての軟らかく小さな丸いお団子とこし餡のセットで、7個入りと15個入りの2種類があります。この日もお月見団子を目当てに、お客様が次々と来店していました。「もともと餡子はあまり得意ではないけれど、峰月堂さんの餡子だけは美味しくいただけるの」というお客さんもいるほど。

市川市は昭和50年に“バラ”を市民の花として制定し、市内の菓子店18店舗が、バラをモチーフに商品を考案しています。その商品が“いちかわバラ物語”。峰月堂さんが手掛けるのは「いちかわバラ最中」。北海道十勝産の小豆を昔ながらの製法で炊き上げた餡を使い、餡に合わせて軟らかく練り上げた求肥入りと栗入りの2種類の最中。これも見逃せません。

2代目のご主人は昔からある「大福」や「すあま」といった和菓子を手掛け、3代目は昔ながらの味に新しい食材を組み合わせた新商品を考案。そして4代目の息子さん2人は目下、修行中! 4代目がいちから手掛ける和菓子の登場が楽しみですね。

昔から現在に至るまで地元の人たちに愛され続ける所以は、上質な材料を使い、ひとつひとつ丁寧に手間暇かけて手作りをしているからなのでしょう。

  • 「いちかわバラ最中」。白い最中の皮が栗入りで、
ピンクが求肥入り各160円(通年販売)。

    「いちかわバラ最中」。白い最中の皮が栗入りで、 ピンクが求肥入り各160円(通年販売)。
  • “いちかわバラ物語”の商標登録証。

    “いちかわバラ物語”の商標登録証。
  • 「ガーデニング・シティ いちかわ」のイラストの商標登録証。

    「ガーデニング・シティ いちかわ」のイラストの商標登録証。
  • 千葉県の特産品の梨で作る和菓子「ありのみ」。1個180円。

    千葉県の特産品の梨で作る和菓子「ありのみ」。1個180円。
  • 「ありのみ(有りの実)」とは“梨”の実のこと。
音が「無し」に通じるのを嫌い対義の「有り」を用いた語。

    「ありのみ(有りの実)」とは“梨”の実のこと。 音が「無し」に通じるのを嫌い対義の「有り」を用いた語。
  • 白ワインでコンポートした梨を白あんで包み、
さらにそれを餅で包んだオリジナル商品。
やさしい甘さで洋菓子に近い和菓子。

    白ワインでコンポートした梨を白あんで包み、 さらにそれを餅で包んだオリジナル商品。 やさしい甘さで洋菓子に近い和菓子。
  • 地元の市川市大野町の梨を使用した季節限定商品(8月上旬~10月上旬)
御菓子であることを証明した認定証。

    地元の市川市大野町の梨を使用した季節限定商品(8月上旬~10月上旬) 御菓子であることを証明した認定証。
  • 粒餡がぎっしり詰まった「大福」。1個150円。

    粒餡がぎっしり詰まった「大福」。1個150円。
  • 春の定番和菓子「桜餅」(2月上旬~4月上旬)。
奥が道明寺粉で作られた関西方面でお馴染みの「道明寺」。
手前が小麦粉をベースとした生地を焼いて餡を包んだ
関東方面で多く食べられている「長命寺」。
峰月堂では2種類が楽しめる。

    春の定番和菓子「桜餅」(2月上旬~4月上旬)。 奥が道明寺粉で作られた関西方面でお馴染みの「道明寺」。 手前が小麦粉をベースとした生地を焼いて餡を包んだ 関東方面で多く食べられている「長命寺」。 峰月堂では2種類が楽しめる。
  • 香ばしく焼いた団子に甘じょっぱいタレをからめた「みたらしだんご」。1本100円。
国産上新粉(うるち米100%)を使用した大人気商品で、タレは門外不出の黄金レシピ。

    香ばしく焼いた団子に甘じょっぱいタレをからめた「みたらしだんご」。1本100円。 国産上新粉(うるち米100%)を使用した大人気商品で、タレは門外不出の黄金レシピ。
  • 「朝摘みいちご大福(粒餡)」(1月上旬~4月中旬)。
地元市川大野の古川園の朝摘みの完熟大粒イチゴを使用。

    「朝摘みいちご大福(粒餡)」(1月上旬~4月中旬)。 地元市川大野の古川園の朝摘みの完熟大粒イチゴを使用。
  • みかんを丸ごと1個使い白あんで包んだ
「まるごとみかん大福」(10月中旬~12月下旬)。

    みかんを丸ごと1個使い白あんで包んだ 「まるごとみかん大福」(10月中旬~12月下旬)。

一升餅や御赤飯などハレの日の商品は予約で!

「一升餅」とは、一升分のお米(約1.8kg)を使って作るお餅のこと。このお餅で1歳の誕生日を迎えた子どもを祝うことから、最近では「誕生餅」や「踏み餅」とも呼ばれているようです。一升餅の一升(いっしょう)と、子どものこれからの一生(いっしょう)を掛けて、“一生食べ物に困らないように”と“これからの一生が健やかになるように”という願いを込めて、子どもの一歳までの成長を祝うお祝いです。丸い形は円満な人生を送れるようにという意味も込められているそうです。

峰月堂では「一升餅」をはじめ、お正月用 のし餅、鏡餅の注文もできます。最高ランクのもち米、宮城県産「こがねもち」を石臼でつき上げ、一枚一枚、手でのしてから寒干しして仕上げる、ひと味違うお餅は大好評。この他、お彼岸の「おはぎ」や、こどもの日の「柏餅」、お茶会用の「上生菓子」などもあるそうです。上生菓子は予約制なので電話か店頭で注文を。

  • 入り口左手にあるお煎餅コーナー。

    入り口左手にあるお煎餅コーナー。
  • 黒大豆・ピーナッツ・あられを飴でコーディングした「豆つまみ」。

    黒大豆・ピーナッツ・あられを飴でコーディングした「豆つまみ」。
  • お酒のおつまみにもお薦め。「アボカドとチーズ」、「明太子とチーズ」。

    お酒のおつまみにもお薦め。「アボカドとチーズ」、「明太子とチーズ」。
  • ハレの日に欠かせない「御赤飯」は予約で受付ける。

    ハレの日に欠かせない「御赤飯」は予約で受付ける。
  • 1歳の誕生日を迎えた子どもを祝う「一升餅」も事前予約品。3400円。

    1歳の誕生日を迎えた子どもを祝う「一升餅」も事前予約品。3400円。

【DATA】

峰月堂

  • 住所:市川市大野町2-786
  • 電話番号:047-337-1314
  • 時間:8:00~17:30
  • 駐車場:なし
  • 休み:月休 ※月曜が祝日やお彼岸の場合は営業することもあるので、電話かFacebook、Googleで確認を
  • ※料金はすべて税込価格(10月1日以降は価格変更の場合もある)
  • ホームページ:https://ja-jp.facebook.com/hougetsudo/
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