市川・真間エリア
大洲防災公園
市川市大洲1-18
災害に備えた設備が充実した防災公園
“くらしの安全と安心を支える憩いの交流の場”として、平成16(2004)年4月11日に開園した公園。
市のホームページによると、平常時は憩いやレクリエーションの場として、また、災害時は江戸川の緊急用船着場や隣接する急病診療所と一体となって一時避難場所や被災の前線における救援拠点や輸送の中継拠点として機能します。
その他、下記の設備や工夫が施されています。
①公園を囲む樹木は、防火樹林帯として耐火性の強い常緑広葉樹を主体に構成し、輻射熱を軽減することができる。
②災害時に水道施設が不通となった場合は、地下に設置された水道管直結方式の耐震性飲料用貯水槽 (100トン)には、1万人の避難者に対して3日間分(1人1日3リットル分)の飲料水が確保されている。
③非常用便槽は25トン1期と20トン1基を用意。災害時はブースを組み建てて利用できる。
④テントが張れる防災パーゴラを3カ所に設置。災害時の避難や活動の拠点として活用することができる。
⑤物資積下し場を設け大型車両が進入することが可能。物資輸送の中継拠点を担う。
⑥公園事務所兼備蓄倉庫がある。事務所は災害時に多目的な活用が可能となる。
⑦炊き出しができるベンチを設置し、日常ではベンチ、災害時にはベンチの脚部を釜戸に変え炊き出しをすることが可能となる。
⑧平常時は少年野球等に利用できる多目的広場は、災害時はヘリポートしても機能する。
普段は緑が多く、防災を意識させない明るい雰囲気の公園として市民の憩いの場ですが、いざというときでも、安心・安全を支える防災への様々な工夫が施された公園となっています。
- 災害時用に設置されている「非常用便槽」がズラリ。
- これも災害時用に設置された「耐震性貯水槽」。
- ゾウの形の「防災用井戸」。
- 炊き出しができるベンチが数多く設置されている。
- バス停近くの入口。この右手が駐車場の入口。 「急病診療所」と「西消防署大洲防災出張所」も併設されている。
- バス停近くの入口にある公園案内図。
- 防災施設の案内。
- 災害時にテントを張って利用する「物資積み下ろし帯 防災パーゴラ」。 手前には、釜戸になるベンチを設置。
- 「備蓄倉庫」。
- 「管理事務所」。
- 自販機の奥にはトイレがあるが、 その手前には、災害時に非常用トイレとして利用する「非常用便槽」がある。
- 災害時にはベンチの脚部が「炊き出し」になる。
- 災害時には避難広場となり ヘリポートの発着場としての役割も果たす「多目的広場」。
- 奥の「多目的広場」にもパーゴラを設置。
- 太陽光と風力で発電された自然エネルギーを活用した エコな「ソーラーライトシステム」で点灯。
遊具や健康運動器具も満載!バーベキューなどもできる広い公園
ピクニック広場の中には“ローゼンハイム広場”を設け、バラをはじめ季節の花を愛でることができます。バーベキュー設備も充実しています。お弁当を食べたり、スポーツを楽しんだり自由に遊ぶことができますが、バーベキュー、や飯ごう炊さんなどで火を使用する場合は事前申請が必要となります(詳細はホームページを参照)。
公園内には、子どもから大人まで楽しめる健康運動器具が設置されています。
現在、背伸ばしベンチ、腹筋ベンチ、ツイストボード、背伸ばしボード、のびのびポール、あしのびボードの6種類あります。
市川市では、健康器具を寄附していただける方を募集しており、寄附していただいた健康器具には、寄附者の名前(団体名)やメッセージを表示した記念プレートを設置。寄附物件の財産権は市に帰属し、公園施設として公園管理者が維持管理しているそうです。
- 「白雪姫」という別名を持つ世界で愛されているバラ「アイスバーグ」。
- フリルのかかった花びらが特徴的なバラ「ユリイカ」。
- 可憐に咲くマーガレット。 その奥にはセントーレアの“パープルハート”なども植えられている。
- ピクニック広場には池もある。
- ピクニック広場にある「大型遊具」全景。
- 滑り台付きの大型遊具は子どもたちに大人気。
- 砂場もある。 使用後はネットをかぶせてゴミなどがたまらないように管理されている。
- 足のマークに合わせてまっすぐ立ち、前屈運動を行う。 持ち手を握っ て背中を反らし、 ふくらはぎやアキレス腱を伸ばす運動も行うことができる。 背中、ふくらはぎ、アキレス腱のストレッチが期待できる 健康器具「あしのびボード」。
- 背中を遊具のパネルに合わせて上体を反らし背中を伸ばす。 赤い半球で背中を刺激することでツボ押しもできる。 肩、背中、腰周りのストレッチ&リラクゼーションが期待できる 健康器具「背伸ばしボード」。
- 遊具上部のバーを利用して、ぶら下がり運動を行う。 中央の手形ボードに両手を合わせて、ふくらはぎ伸ばし、 ひざ裏伸ばしなどの運動も行うことができる。 肩、背中、ふくらはぎ、ひざの ストレッチが期待できる 健康器具「のびのびポール」。
- ボートをこぐようにして、 手・腕・背の筋力をアップさせる健康器具「ボートこぎ」。
- 上半身と肩の柔軟性を高める 健康器具「背伸ばしステーション」。
- 幼児用の遊具。
- 座ってペダルに足を乗せ、 ゆっくりと自転車をこぐように回して下肢をストレッチする 健康器具「クルクルリサイクル」。
- 健康運動器具が設置された「多目的広場」。
- 撮影時の1月は水がないが夏場はジャブジャブ池になる。
- 多目的広場で凧揚げを楽しむ人も。
- ピクニック広場ではバーベキューができる。 道具は各自持参の上、事前予約が必要。
- 洗い場。
- 昭和45年に市川市の樹として指定された「クロマツ」。 市内には幹まわりが60cm以上もある見事なクロマツが、 4000本以上も植樹されているのだとか。 この木は2006年に寄贈されたもの。
アクセスは電車の場合、JR総武線市川駅南口より徒歩約20分。バスを利用する場合は、JR総武線市川駅南口より「本八幡駅行き」に乗り、「大洲防災公園」で下車。
【DATA】
大洲防災公園
- 住所:市川市大洲1-18
- 電話番号:047-379-3577(園内管理事務所)
- 駐車場:25台(最初の90分間は無料、それ以降は30分ごとに100円)
- 常時開放
- 駐車場前に自動販売機あり
- ホームページ:http://www.city.ichikawa.lg.jp/gre04/1551000004.html