大野・柏井町エリア
市立 市川自然博物館
市川市大町284番地
“身近な自然”をテーマとしたミュージアム
市川の大地・自然・水の成り立ちを知ることができる博物館。「市川市動物園」の敷地内にあり、“身近な自然”をテーマに展示。市川の地形の変化やそれぞれの環境に暮らす動植物の様子などを観察することができます。江戸川放水路を中心に、東京湾の干潟や、そこにすむトビハゼなどの生物についても紹介しています。
館内は「常設展示室」、「特別展示室」、「いきもの飼育コーナー」に分かれています。更に「常設展示室」は、『市川のおいたち』、『残された市川の自然』、『都市化した市川の自然』、『湧水の自然』のブースを設置。
昆虫の標本やはく製を使ったリアルな展示の他、クイズ形式で楽しめるコーナーも。子どもから大人まで遊びながら自然と学べるミュージアムです。
- 雑木林の動物のコーナー。 ウサギやタヌキ、ハクビシンのはく製とともに解説パネルを展示。
- 海辺の生き物の展示コーナー。 カニの種類もたくさんあることがわかる。
- 「トビハゼのくらし」のコーナー。 模型で紹介されているが、特別展示室入口では生きたトビハゼの飼育展示もある。 実際に飛び跳ねたり前進する姿が見られる。
- 雑木林にすむ“アカネズミ”の一生を再現したコーナー。はく製とともにリアルに解説。
- 土の中に細長いトンネルを掘ってその先に巣をつくり子どもを産む。 千葉県は一年中、比較的に温暖な気候なので、アカネズミにとってくらしやすく、 1年中、出産するのだとか、しかも1回の出産で5~6匹も生むそうだ。
- アカネズミが餌を捕る様子。
- 餌になってしまった!…… この後もパネルは続く。自然界は弱肉強食の世界。 残酷なようだけれど、それで自然が成り立っているということが良く分かる。
- 「鳴き声クイズ」コーナー。 山野の鳥、水辺の鳥、昆虫、カエル、それぞれの鳴き声、わかるかな?
- 「都市化した市川の自然」のコーナー。 帰化植物のパネル展示のひとつ。 “ひっつきむし”って何だろう?
- 都会のカラスの巣作りの様子を展示。
- 針金でできたハンガーを集めて巣の周りを強化?5~6月が繁殖期。
- カラスの他にハトやスズメなど、都市にすむ身近な鳥を解説。
- 都会の中で暮らす、チョウ、ハチなど身近な昆虫を紹介するコーナー。
- 外国の昆虫の標本もある。
- 折り紙で本物に近い昆虫の折り方を解説するコーナー。 カブトムシやクワガタ、カマキリも! 足の数や長さなど、特長を捉えた昆虫の折り紙がたくさん!
- 昔は市川の至るところにあった“湧水の自然”について学べる。 ビデオが繰り返し上映されている。
レアな生き物にも会える!特別展示も見逃せない!
特別展示室では、企画展や特別展示などを随時開催しています。平成27年7月は、生き物の足の数や形などに着目した企画展『生きものの体』を開催中。
改めて観察すると新しい発見がいっぱい!生き物の成長過程を観察できるコーナーもあります。
身近にこんなに充実した自然博物館がある事に驚きました!
展示物などに関して、分からない事があったときは、学芸員さんに聞いてみよう!
- 特別展示室全景。
- 「カエル」や「ヤゴ」なども、現在、実物展示中!
- オタマジャクシが成長してアマガエルに! 写真は赤ちゃんアマガエル。
- ウーパールーパーも。もっと大きなウーパールーパーもいてビックリ!
- フクロウやカモ、タヌキなどの骨格標本も展示。
- 「国際コーナー」の一角には、三葉虫とアンモナイトの標本も。
- 「国際コーナー」にはワニの標本が展示されています。 その理由は実際に来館して確かめてみよう。
- 展示室入口手前にはソファが。棚にある本は閲覧自由。
- 特別展示室の一番奥には、なんと“シロヘビ”が! アオダイショウが突然変異で白色になったのがシロヘビで、 市内行徳で苦情処理により捕獲されたものを飼育している。 山口県岩国市のシロヘビは国の天然記念物で、 福運金運の神の使いとして、崇高されているのだとか。 レアなシロヘビに会いに行こう!
【DATA】
市立 市川自然博物館
- 住所:市川市大町284番地
- 電話番号:047-339-0477
- 時間:9:30~16:30(入園は~16:00)
- 料金:無料(但し、併設の動植物園は有料)
- 駐車場:(民間)普通車一日500円
- ホームページ:http://www.city.ichikawa.chiba.jp/shisetsu/haku/