市川・真間エリア
桜土手公園(文学の道)
市川市市川真間3-3地先
公園を散歩しながら市川の文学にふれる
京成真間駅から徒歩約10分。真間3丁目、国府台女子学院正門付近の5差路から真間川までの長さ400m、幅6mの遊歩道は公園として整備されています。遊歩道沿いには桜の樹が植えられており、例年、3月下旬から4月上旬になると、満開の桜並木に。千葉の桜の名所の穴場スポットとしても有名です。
桜土手公園の石標の奥には、京成市川真間駅まで970m、芳澤ガーデンギャラリーまで490m、郭沫若記念館まで820m、真間小学校まで270mと表示された道標があります。公園を散策した後に立ち寄るのもいいですね。
以下、資料から一部抜粋
“市川市教育委員会が昭和57年3月に発行した「市川の文学」には、市川市に関係する作家120余名が載せられています。その中で、近代文学関係では、伊藤左千夫、夏目漱石など90名にのぼる作家とその作品の一部が収録されています。これらの作家の中から市川市と最も関係の深い、北原白秋、幸田露伴、永井荷風の3名の跡をたどる道を定めました。その道は、京成八幡駅~白幡天神社~桜土手公園~手児奈橋~亀井院~手児奈霊神堂~真間山弘法寺~紫烟草舎(里見公園)です。”
桜土手公園には、市川市ゆかりの作家を顕彰する紹介板がつくられ、昭和62年6月10日に完成のお披露目をして以来、「桜土手公園」は『文学の道』としても親しまれるようになりました。その後、平成19年にこの紹介版が真間史蹟保存会より市川市に寄贈され、更に平成20年3月、市川市が内容を見直して改修を行い現在に至るそうです。
木の紹介板は桜の樹の下に15枚、設置されています。作家・詩人・脚本家・俳人・歌人と市川ゆかりの文学者のプロフィールとその作品が明記されています。 これを読むと、市川ゆかりの著名人が実にたくさんいることに驚きます!
子どもの遊び場にもおすすめ!
公園内の案内板によると、「かつて真間川の流れ込む用水路の土手を公園にしたもの」と記されてありました。
遠方から文学散歩に訪れる人も多いようで、リュックサックを背負ったご夫婦やグループの方など多くの人とすれちがいました。
公園内には子ども用の動物遊具やすべり台なども設置されています。動物遊具の「目」が、どれもパッチリとしていて表情が愛らしく、これも、小さな子どもが怖がらないようにという配慮でしょうか。
一番見応えがあるのは、桜の季節ですが、春から夏にかけては、朝・夕の日陰涼みに、秋には紅葉を愛でながらの散策ができます。
親子で訪れて子どもを遊具で遊ばせながら、時には文学にふれベンチに座って、万葉や歌枕の世界に思いを馳せるひとときを過ごすのもいいかもしれません。
【DATA】
桜土手公園(文学の道)
- 住所:市川市市川真間3-3地先
- 常時開放 ※駐車場とトイレは設置されていない