北方・中山エリア
創菜 わだちや
市川市高石神2-13
職人技で作る料理が秀逸! 釣り魚と旬の食材を味わえる居酒屋
JR総武線下総中山駅の北口から徒歩約7分、京成中山駅から約6分。国道14号線(千葉街道)と県道59号線(木下街道)が交わる交差点の手前にあるのが、魚料理で定評のある居酒屋「創菜 わだちや」。国道14号線を挟んだ斜め前には、国登録有形文化財の“中村家住宅煉瓦蔵”があります。「創菜 わだちや」の店の軒下には、大間のマグロの中骨やアメリカナマズの骨と鹿の骨が吊るしてあるので目を引きます。信号待ちをしている車のドライバーが二度見していることもあるのだとか。
「創菜 わだちや」の創業は2015年。今年(2024年1月25日)で、9周年を迎えました。店主は武内智幸さん。店名の由来を伺うと「昔からサザンオールスターズの大ファンで、曲の中で一番好きな“希望の轍”から名付けました」と、武内さん。店内に桑田佳祐さんのポスターも貼ってあります。店内は小上がりの掘り炬燵席とカウンター席に分かれていて全部で14席ほど。水槽がたくさん並んでいて、まるで小さな水族館のようです。熱帯魚や亀が泳ぐ姿を眺めていると、なんだか癒されます。
店主の武内さんは、服部調理専門学校を卒業後、都内にある日本料理店で板前の修業を開始。その後、都内の寿司屋や鰻屋、和食店などで約20年、研鑽を重ねた和食一筋の料理人。お店をオープンしてから、魚にこだわり料理を提供しているうちに、釣り好きな常連さんが増えていき、次第に釣り魚を調理してほしいと頼まれるようになったのだとか。自身も釣りが好きであったことから、『わだちや釣り倶楽部』を立ち上げ、現在会員は50人! お店に持ち込んだ釣り魚を無料で捌く代わりに少し魚を分けていただき、お店で提供しています。会員さんからいただいた釣り魚は種類豊富で、その新鮮な魚を刺身、焼き魚、煮魚、揚げ物など一番美味しい調理法で堪能できるのが「創菜 わだちや」ならではの特徴。釣り魚は日替わりなので、ときには珍しい高級魚を食べられるというラッキーなこともあるそうです。
武内さんは“利き酒師”の資格を持っています。新潟の銘酒・久保田のブランドで名高い朝日酒造が手掛ける、新潟の直営店で働いていたときに取得したそうです。なので、お酒はビール、サワーなどの他、厳選した日本酒が20種類ほどあります。日本酒はなくなり次第、入れ替わるので日本酒好きには嬉しいお店ですね。
畑で野菜や鶏を飼育!“食材にこだわる”料理人
店内のカウンターには、“ニワトリ募金”と書かれた貯金箱が置いてあります。鶏のイラストと共に描かれた「私においしいエサを ペコリ」というコメントがなんともユニークですが。実は武内さん、ご自身の畑で鶏を飼っているのだとか。ウコッケイが2羽、赤玉の玉子を産むボリスブラウンを10羽。武内さんが畑にいるときは、鶏を放し飼いにしているそうです。「創菜 わだちや」のメニューにある玉子焼きは、この鶏たちが毎日産む卵で作っています。だから鮮度抜群なんです!
そして、それだけではなく武内さんは、畑で野菜も栽培しています。トマトやナス、キュウリ、ジャガイモ、タマネギなど年間で約20種類ほど。魚を捌き、野菜を育て、鶏も飼育するという多忙な毎日ですが、少しでも新鮮なものをお客様に提供したいという、食に対して強いこだわりがあるからなのですね。
「創菜 わだちや」では毎月1回、「サザンオールスターズ」や「BOØWY(ボウイ)」のファンが集うイベントを開催しているそうです。サザンやBOØWYの曲を聞きながら、料理を食べお酒を飲んで推しのアーティストの話で盛り上がる楽しいイベント。興味のある方は、店主の武内さんにご確認を!
【DATA】
創菜 わだちや
- 住所:市川市高石神2-13
- 電話番号:090-7233-9625
- 時間:18:00~翌2:00 ※予約が望ましい。喫煙可能
- 休み:日・祝 ※営業日や時間は変則的なのでFacebookを参照
- ホームページ:https://www.facebook.com/wadachiya.page/?locale=ja_jp