曽谷・宮久保エリア
Miyakubo-Coffee
市川市宮久保5-10-4
開放的なテラス席で寛げる小さなカフェ
miyakubo-coffeeは、宮久保の住宅街にある小さなテラスカフェ。オープンしたのは2022年3月14日。オーナーは“かよ”さん。もともとカフェ好きだったオーナーは出店を決意してから、わずか7カ月程でmiyakubo-coffeeをオープンしたのだとか。その行動力には感服します!
開店時間はなんと朝6時!この時間から営業するカフェは少ないので、その理由を伺うと「朝一に目覚めのコーヒーを飲みたいでしょう」とオーナー。確かにその通りで、とても貴重で有り難いお店です。オープンからまだ1年半ほどですが、早朝からmiyakubo-coffeeのコーヒーを求めて、夜勤明けで仕事帰りの方や出勤前の近所の常連さんが多く来店しています。
miyakubo-coffeeは住宅の一角にあったガレージと庭と和室を改装したものなのだとか。全体に木を多く使いテラス席の屋根はガラス張りの造り。晴れた日はもちろんですが、雨が降っても雨音がBGMとなって和めます。日が落ちると、また違った雰囲気がありどの時間に訪れてもゆったり過ごせます。ワンちゃんを繋げる金具や水飲み用の器もあるので、散歩途中に立ち寄れるのもいいですね。
また、店内には子ども向けの絵本をはじめ、大人向けの単行本やぬり絵などもあるので手ぶらで来ても楽しめます。ちなみに単行本は定期的に入れ替えているそうです。テラス席の左手の店内に注文カウンターがあるので、そこでオーダーとお会計をして、席で待っているとオーナーが席まで持って来てくれます。店内にはカウンター席があります。
メニューはドリンクがメイン。コーヒーはハンドドリップコーヒー。ブレンドコーヒーは、しっかり苦みが楽しめる「Oceanブレンド」、飲みやすく優しい味わいの「Sterブレンド」、フルーティーなフレイバーを感じる個性的な味の「Groundブレンド」の3種類(各500円)があります。コーヒー豆は市川の人気店“銀河コーヒー”に焙煎をお願いしているそうで、ブレンドはmiyakubo-coffeeオリジナル、マンデリンは銀河コーヒーの豆をそのまま使っているのだとか。
miyakubo-coffeeの魅力は、すべての飲み物にハーフサイズの厚切りトーストか、おやつがサービスで付くこと。しかも、トーストは“バター”か“あんバター”か“季節のジャム”の中からひとつが選べ、日替わりのおやつは4・5種類ある中から2種類を選ぶことができます。取材日のおやつは、素焼きナッツ・砂糖不使用のドライいちじく・ビスケット・塩せんべいでした。このちょっとした心遣いが嬉しいですよね! トースト用のパンは、オーナーお気に入りの宮久保にある「プレジール」の食パン。もっちりサクサクで美味しいです!
ドリンクはコーヒーの他、紅茶やジャスミンティー、りんごやオレンジジュース、ソーダ水(赤、青、緑、黄)など種類豊富。珍しいドリンクに「カスカラティー」(500円)というのがあります。カスカラティーは、コーヒーチェリーの果皮を乾燥させて、紅茶のようにして飲むドリンク。ほんのり甘く飲みやすいそうです。しかも、低カフェイン。カスカラにはビタミンや抗酸化物質が豊富であることから、アンチエイジングに効果的なのだとか。日本ではまだ知名度が低いのですが、世界的にはスーパーフードとして注目されているので、試してみる価値はあるかも。
また、miyakubo-coffeeでは期間限定メニューも取り揃えています。例えば、「おちょコーヒー」(950円)は、飲み比べができるイートイン限定のセット。コーヒーだけ紅茶だけの飲み比べの他、他のドリンクとの組み合わせもでき、ホットorアイスでもOK! 親子で来店した場合、親はコーヒー、子どもはジュースというオーダーも可能です。暑い季節は「かき氷」(ミニサイズ200円、レギュラーサイズ300円)もあり、テイクアウトもできます。
ドリンクの他にいくつかスイーツもあります。岐阜県にある“RAPPO SWEET”という韓国スイーツのお店から取り寄せているそうです。このお店の「サルダックワーズ」は、小麦粉の代わりに米粉を使用しているので、しっとりふわふわの食感。しかも、豆乳と北海道産生乳100%のバターと甜菜糖を使用したカロリー控えめのバタークリームで作られているのでヘルシー。添加物が気になる方にも安心です。プレーン、コーヒー、抹茶、きなこ、チョコ、キャラメル、ラムレーズン、あんバター、ロータスの9種類も。
「ウォルトック」は、冷やして食べる新食感の月餅で、薄く伸ばしたお餅の中に苺、抹茶、カボチャの3つの味の緑豆餡を包み、その中にはミックスナッツが入っていて食べ応えもあるグルテンフリーのスイーツ。冷蔵、常温でも美味しく食べられますが、半解凍して食べるのがお薦め。
「ソルギ」は、韓国の伝統菓子で生後100日のお祝いなど“ハレの日”に食べることが多いのだとか。ここのソルギは、米粉や米糀などを合わせた生地を蒸して作っているので、卵、牛乳、砂糖、油は使っていないそうです。
miyakubo-coffeeでは、オーナーが韓国好きということもあり、ヘルシーで珍しい韓国スイーツも食べられますよ!
- オーナーのお友達が製作したアクリルアートの看板。
- ベンチ型のイスにクッションがたくさん!
- 大人が楽しめるように「ぬり絵」や「色えんぴつ」も用意されている。
- ペット用の器。「ワンちゃん用おやつ」も販売、各種110円。
- テラス席の奥には店内席も。
- カウンターには、キャニスターに収納された“コーヒー豆”や“本日のお菓子”が並ぶ。
- 店内にはカウンター席が4席。自由に閲覧できる単行本もある。
- ドリンク&お菓子のメニュー表。
- 写真はハンドドリップコーヒー(500円)。ドリンクには、ハーフサイズのトースト(バターorあんバターor季節のジャムのいずれかひとと)か、おやつ(4・5種類の中から2種類を選べる)が付く。
- 「アイス・カスカラティー」500円。
- オールシーズン提供の「ソーダ水」(赤・青・黄・緑)は、各450円。
- 昔ながらの「クリームソーダ」も。
- 韓国の伝統菓子「ソルギ」(左)と、可愛い色合いの月餅「ウォルトック」(右)。
- 「サンダックアーズ」は全9種類。1個418円(プレーン)~(味により価格は異なる)。
- テイクアウトもOK!
店内では作家さんの手作り雑貨も販売!
市川にある飲食店には、手作り雑貨を販売するお店が多くありますが、miyakubo-coffeeでも手作り雑貨を販売しています。富山の和紙を使った「ご祝儀袋」をはじめ、「イヤリング」やユニークな「消しゴムはんこ」。人気のハンドメイド作家“Petit bud”さんのポーチなどの布製品も販売しています。「ぜひ、お手に取ってみてください」と、オーナーのかよさんが笑顔でいろいろお話しをしてくださいました。
miyakubo-coffeeへのアクセスは最寄り駅が京成八幡駅。駅から徒歩約25分と少し距離はありますが、散歩がてらゆっくり歩いてお店に向かうのも楽しいですよ。バスを使う場合はJR総武線本八幡駅前から市川営業所行き、もしくは、市川学園行きに乗車し約10分「JA市川市本店」のバス停で下車、徒歩約7分です。
【DATA】
Miyakubo-Coffee
- 住所:市川市宮久保5-10-4
- 時間:6:00~12:00、14:00~18:00(L.O.17:30) ※サマータイム(7/11~9/8)は6:00~12:00、14:00~19:30(L.O.19:00)
- 休み:土・日・祝日 ※営業日や時間はInsutaguramを参照
- ホームページ:https://www.insutaguram.com/miyakubo_coffee/