市川・真間エリア
ジビエ焼肉じゅん平
市川市真間1-15-23
種類豊富な絶品ジビエを堪能できるジビエ肉メインの焼肉屋
JR総武線市川駅北口から徒歩約9分、京成本線市川真間駅北口から徒歩約2分の京成線の線路沿いにあるのが「ジビエ焼肉じゅん平」。白地に大きく“新鮮なラム肉とジビエの焼肉屋”と書かれた看板があり、店頭にはマスクをした、はく製の鹿“まさる”くんが、笑みを誘います。
「ジビエ焼肉じゅん平」は、もともと市川や本八幡で担々麵のお店を経営していたオーナーの佐々木順一さんが、2019年にオープンした焼肉店。佐々木さんは狩猟をしていて、こんなに美味しいお肉が流通せずに無駄になってしまっていることに気が付き、少しでも命の無駄をなくしたいという思いと、ジビエの美味しさを知ってほしいという気持ちでこのお店を始めたそうです。もしかすると、佐々木さんが仕留めたジビエが提供されることがあるかもしれませんね。
“ジビエ”とは、狩猟で得た天然の野生鳥獣の食肉を意味するフランス語。ヨーロッパでは貴族の伝統料理として古くから発展してきた食文化のひとつです。特にフランスでは、古くからジビエは高級食材として重宝され、特別な料理とされてきました。そこには、動物の尊い命を奪う代わりに肉から内臓、骨、血液に至るまでのすべての部位を余すことなく料理に使い、命に感謝を捧げるという精神が流れているそうです。
現在、日本では野生鳥獣が増えすぎてしまい、農林業や自然環境にとって大きな社会問題になっています。農林業の被害を防ぐために狩猟や有害捕獲を行い、ジビエ料理などに有効活用をしています。野菜や果物も同じですが、ジビエ料理を食べるときは、改めて命に感謝しながらいただくことが大切ですね。
「ジビエ焼肉じゅん平」では、年間を通して、さまざまなジビエを味わうことができます。猪や鹿をはじめ穴熊や月の輪熊、兎や孔雀、ダチョウなどetc……。
日本全国から厳選したジビエ肉がたくさん! どんな食感でどんな味なのか気になります。野山を駆け回り、空を飛び回る野生鳥獣の肉は、どれも脂肪が少なくヘルシー。引き締まっていて噛み応えがあるものが多く、そのうえ栄養価も高いのが特徴なのだとか。いいこと尽くしです! 日本では毎年11月15日~翌年2月15日まで狩猟が解禁となり(詳細は環境省のホームページを参照)、ジビエのシーズンになります。
また「ジビエ焼肉じゅん平」には、ジビエ肉の他にラム肉・牛肉・豚肉・鶏肉もあるので肉三昧できます! まさに肉好きには“天国”。
一番人気は「ジビエとラムの3点盛り(生ラム・上肩ロース/山鹿ヒレ/猪バラ各60g)」2140円。猪と鹿は千葉県で捕獲された房総ジビエ。千葉県は捕獲後30分以内の加工に取り組んでいるため新鮮なので臭みもなく衛生的。猪と鹿の脂身は、さっぱりとした味わいの中に甘みもあるそうです。また、人気のラム肉は、1年未満の子羊なのでラム肉特有の匂いもほとんどない。ラム肉が苦手という方にこそ食べていただきたい逸品です。
店内には料理写真とともにメニーの説明が書かれた紙が、壁一面に貼ってあります。年間14頭しかとれない希少な「トド」肉が入荷されることもあるそう。
マタギの方に教えてもらった「マタギ煮」は、兎や猪、鹿や熊、豚、牛などジビエ肉をコトコト3時間煮込んで作る料理で、ときどき登場するメニュー。気になった料理は、店長の鈴木智博(としひろ)さんに聞いてみてください。焼き加減や調理方法に加え、なぜ駆除対象になったのかも丁寧に説明してもらえます。
肉料理のみならず週末は魚料理の提供も!
「ジビエ焼肉じゅん平」は店名の通りメインは焼肉ですが、なんと週末は魚料理を提供することもあるそうです。「ジビエ焼肉じゅん平」の店長の鈴木さんは、長年寿司店で腕をふるっていた和食の料理人で、魚の目利きはもちろん、魚のさばき方から味つけまで料理の腕はピカイチ。魚料理の提供は鈴木さんが店長になった3年ほど前から。焼肉店でありながら、和食店同様の美味しい魚料理を食べられる日もあるなんて嬉しいですよね。
壁に貼ってあるメニューの中に、「ブリのあら煮」や「藁焼きカツオ」などがありますが、グランドメニューではありません。しかしながら「藁焼きカツオ」は、オーナーの佐々木さんがDIYした店内にある焼き台で、カツオを藁焼きにする本格的な料理で、人気メニューのひとつ。魚料理は仕入れの際、質のよい魚があれば週末に登場するそうなので、魚料理については電話で確認してみてください。
ランチタイムには、テイクアウトもできる「ステーキ丼」や「カレー&ステーキ」・「カレー&唐揚げ」もあり大好評!また、お子様連れ歓迎の店なので、子ども用の椅子もあります。
「“ジビエ”は気になるけど入るの迷う」と思っている人がいるとしたら、それは、とてももったいないです。一度「ジビエ焼肉じゅん平」を訪れたお客は、皆、ジビエの虜になっていて、常連客の中には「人気店になると困るので誰にも教えたくない」と言う人がいるほどです。「ジビエ焼肉じゅん平」で、“ジビエ”の沼にハマってみませんか。
- 一番人気「ジビエとラムの3点盛り(生ラム・上肩ロース60g/山鹿ヒレ60g/猪バラ60g)」2140円と、日本酒(千葉)「花いちもんめ」720円。
- 「孔雀」1人前80g・2200円/半盛なし。
- 「月の輪熊」1人前80g・2140円/半盛1100円。
- 「ダチョウ・ユッケ」1650円。
- 「鹿たん」1人前100g前後2030円(半盛なし)は、塩がお薦め!
- 「中落ちカルビ」1950円/半盛り1100円。
- 「ダチョウレバー」1850円。
- フランス産&冬季国産の「うさぎ」1人前80g・2030円。
- ハラミ食べ比べ2点セット「豚ハラミ100g・牛上ハラミ100g」2300円。豚ハラミはタレ、牛上ハラミは塩がお薦め!
- 塩かタレを選べる「豚コブクロ」820円。
- 「猪麻婆豆腐」1040円。
- 「濃厚焼チーズ」550円。
- 店内で藁焼きにする本格的な「藁焼きカツオ」1320円。
- 「ブリのあら煮」770円。
- 珍しい鯨の部位を使った「鯨の尾の身の刺身」1320円。
- 「にんにく炒飯」850円。
- 裏メニューだったが大好評につき表メニューになった「キムチ炒飯」950円。
- 自信作「もっちもち冷麺」1100円。
- 「猪助ラーメン」930円。
- 「ジビエ焼肉じゅん平」の店長・鈴木智博さん。
【DATA】
ジビエ焼肉じゅん平
- 住所:市川市真間1-15-23
- 電話番号:047-314-8544(※予約がお薦め)
- 時間:月・水~土11:30~14:00、17:00~22:00(LO21:30) 日11:30~14:00、17:00~21:00(LO20:30)
- 休み:火曜日(火曜日が祝日の場合は営業、翌日休業)
- ホームページ:https://www.instagram.com/gibier_junpei/?hl=ja