北方・中山エリア
珈琲茶房 と庵
市川市本北方1-44-20
- 本北方にある隠れ家のような店。
- 店内の壁一面に、さまざまなコーヒーカップ&ソーサーが並ぶ。
- 大きな招き猫の置物が道行く人を誘う。
- 猫好きなオーナー。店内には猫の置物がたくさん。トイレの扉にも!
- 「珈琲茶房 と庵」の看板猫“きなこ”ちゃん。運がよければ会える。
- よく見るとコーヒーのミニチュア・グッズもある。
- カウンター席の後ろにあるのが焙煎室。先代が集めたレトロなクラッシックカーなどがディスプレイされている。
- 焙煎室には、ちょっと怖い顔をした釜戸の神様「釜神様(かまがみさま)」が。 火難除けや窃盗除け以外に、その迫力のある表情から子供のしつけや商売繁盛の縁起物としても言い伝えが残されているそう。
- カウンターには、インド産の豆(左)や、豆を超浅煎りに仕上げ繊細な味と香りを楽しめる「薬膳珈琲」(右)などの豆がある。
- 灰皿用の器には、消臭剤代わりもなるコーヒーの粉を入れて活用。
- 店の雰囲気にマッチしたラジオ。
厳選した生豆を最適に焙煎し丁寧にドリップされた 昔ながらのコーヒーを味わう
京成本線鬼越駅から徒歩約15分。閑静な住宅街にあるのが、「珈琲茶房 と庵」です。JR市川駅からは京成バスの「市川学園」行きに乗車し約18分、「本北方一丁目」で下車した後、鬼越駅方面へ1分ほど歩くと右手にお店があります。オーナーの鳥山正樹さんは、以前、神戸で珈琲専門店「可否道」を経営していましたが、阪神・淡路大震災でお店は無念にも倒壊。7年前に「珈琲茶房 と庵」の先代からこのお店を引き継いだそうです。
「珈琲茶房 と庵」は“昔からの珈琲”・“古いかたちの珈琲”を意識しているそうです。同店では、すべて『自家焙煎』の豆でコーヒーを淹れています。また、自家焙煎する前に行う生豆の選別(ピッキング)はコーヒーの味を大きく左右するため、特に時間をかけて丁寧に行い良い豆だけを選んでいます。さらに、仕入れた生豆を産地や豆の種類に合わせて最適な焙煎をしています。そして、注文が入ってから一杯一杯丁寧にドリップして提供しています。
カウンターには焙煎されたコーヒー豆が、種類ごとにガラスの瓶に入れて置いてあります。生豆を丁寧にピッキングした後に焙煎しているので、粒の大きさが均一で、豆一粒一粒がとても美しく仕上がっています。
コーヒーを抽出する水は、水道水を整水器にかけた硬水で、よりまろやかなコーヒーに合う水に仕上げてから使っているそうです。コーヒーを淹れる所作も流れるように美しく、まるでマジックショーを見ているようでワクワクします。コーヒー一杯に時間と労力をかけて、真心を込めて淹れられたコーヒーは、香り高く得も言われぬ美味しさ。
現在、「珈琲茶房 と庵」で取り扱っている生豆は約50種類。店名を冠した「と庵ブレンド」(750円)は、先代がコロンビア・スプレモ、スマトラ・マンデリンなど5種を配合して完成させたブレンドなのだとか。非常にまろやかで、苦みと味にキレがある素晴らしい深煎りコーヒーで、一番人気のメニューとなっています。初めて来店した方には、まず、この「と庵ブレンド」をお薦めしたいです。
この他、看板猫“きなこ”ちゃんの名前を冠した「きなこブレンド」(900円)や「薬膳ブレンド」(900円)など、ブレンドコーヒーが7種類、「コロンビア・スプレモ」(1000円)などのストレートコーヒーは15種類ほど。「コスタリカ」や「インド・プランテーションAA」など、他店にはないようなコーヒーもあります。
コーヒー豆は100gから販売しているので、好みのコーヒー豆も購入できます。
ドリップのレクチャーもしてもらえるそうです。
自分好みの器でコーヒーを楽しめる!
「珈琲茶房 と庵」の棚には、約100種類のコーヒーカップ&ソーサーが並んでいます。有田焼がほとんどで、一客ずつ鳥山さんが買い集めたものなのだとか。この中から自分好みの器を選んで、コーヒーが味わえるのも「珈琲茶房 と庵」ならではの魅力です。
「カウンター5席しかない小さな店なので、満席でお待ちいただかなくてはならないこともあるかもしれません。お待たせするのは申し訳ないので、来店されるときは事前にお電話いただけると嬉しいです」と、オーナーの鳥山さん。
鬼越駅から少し離れた“隠れ家”のような「珈琲茶房 と庵」で、淹れたてのコーヒーを飲みながら、オーナーやスタッフさんとの会話に花を咲かせ寛ぎのひとときを過ごしてみてはいかがでしょう。
【DATA】
珈琲茶房 と庵
- 住所:市川市本北方1-44-20
- 電話番号:080-9982-2646
- 時間:10:00~19:00
- 休み:木曜日
- ホームページ:http://cafe-toan.com/