行徳・南行徳エリア
季彩菓庵(きさいかあん)しげつ
市川市行徳駅前4-19-2
実力派の和菓子職人が作る和菓子が人気
東京メトロ東西線行徳駅南口から徒歩約8分の場所にあるのが「季彩菓庵しげつ」です。もともと、50年ほど前からご主人のご両親が、海苔巻きなどを売るお店を営んでいましたが、2代目のご主人が勝田台にある「菓匠 香梅」での修行先から帰った後、現在の場所で「季彩菓庵しげつ」としてオープンしたのが30年以上も前。ご主人は、テレビ番組「全国和菓子職人選手権」に出場した経歴を持つ天羽庸高さん。お店の奥の工房でご主人が一日和菓子を作り、店頭では奥様が笑顔で接客をしています。店内には、年間並ぶ和菓子をはじめ季節菓子など約20種類の他に、富山県の銘菓“富山 柿山”のおかきも販売しています。
- 入り口右手の菓子コーナー。
- ショーケースには和菓子が約20種類並ぶ。
- 店内には淡水魚が泳ぐ水槽がある。
- お客様が制作した“季彩菓庵しげつ”のミニチュアハウス。
- 第54回全国植樹祭にて天皇皇后両陛下にお買い上げの名誉を受けた塩羊羹「行徳 御手浜」。
- 塩ようかん「行徳 御手浜」860円。
- たっぷり栗が入った「寺町ようかん」980円。
- 年間を通して味わえる「かりんとうまんじゅう」(90円)と「焼きかぼちゃパイ」170円。
- 黄味餡の中に、砂糖漬けした青梅を丸々一個入れた焼き菓子「梅の実」(160円)。
- よもぎ餅に大納言を練り込み、きな粉をまぶした「京福餅」(190円)。
- 夏の冷たい和菓子「白玉ぜんざい」(220円)、「豆かん」(190円)。
- 夏季限定の「とけないアイス」全4種類(各120円)も人気。
- 和菓子の詰め合わせもある。
- 内祝い用の「御赤飯」や「誕生餅」も販売している。
- 平成29年に三重県で開催された「全国大博覧会」に出品した作品。卵を守るつがいの鶉(ウズラ)が、お菓子の材料で見事に表現されている。
- 行徳在住の天使の愛を伝える「エンジェル*メッセージアート」Ere Maria(エレマリア)さんのポストカードが店内に。
小さな子どもが1人で買いにくる熱烈なファンを持つ和菓子屋さん
「季彩菓庵しげつ」の和菓子は、塩大福や麩まんじゅうなど、他店でも馴染みの和菓子でも独特な味わいがあり、商品ごとにファンがいて足繁く通うお客が多いお店です。
「行徳焼」は、完成まで約20年もの歳月をかけた逸品で、材料の厳選から配合、餡と皮のバランス、焼き加減など試行錯誤を続けた末に完成したそうです。皮の口どけと皮の香りにこだわり、パンに近い味わいに。一番人気は「つぶ餡」で、あんこが苦手という人にも好評なのだとか。その他、白あんにバターを練り込んだなめらかな餡が特徴の「ミルク餡」と、つぶ餡とバターをサンドした「ケーキどら焼き」もあり、全部で3種類。丁度良い大きさで、是非、食べ比べてみてほしいどら焼です。
北海道産小豆をじっくり炊き込み、半日掛かりで仕上げる餡を練り込んで作る「寺町ようかん」もお薦めです。全国菓子大博覧会で2回連続金賞を受賞、さらに、熊本菓子博2002でも金賞を受賞した名品です。また、天然塩2種類をブレンドして作られた塩ようかん「行徳 御手浜」は、第54回全国植樹祭にて天皇皇后両陛下にお買い上げの名誉を受けた商品です。
「季彩菓庵しげつ」さんは、市川バラ物語参加店として「バラ最中」を販売しています。減農薬・有機栽培にこだわった貴重な北海道産健康小豆“エリモ小豆”を使用。店内でじっくり丁寧に炊き上げたつぶ餡は小豆の味が濃厚で、バラの模様をあしらった白い最中のパリッとした皮とよく合います。
毎年、暑くなると販売が始まり、8月末ぐらいまで味わえる夏季限定の「とけないアイス」も人気です。りんご・ぶどう・みかん・ミルクティーの4種類を用意。とけないので食べ歩きもできます。
「梨水ようかん」には、市川の梨を使っています。しかも、“幸水”と“豊水”が出回る時期のみ限定で登場する貴重な和菓子。シャリシャリとした梨の食感と味、清涼感たっぷりの逸品で、甘すぎず一度食べたらまた食べたくなるようかんです。
「季彩菓庵しげつ」の和菓子は、どれも美味しくて、お手頃価格で購入できるのが嬉しいです。「小さいお子さんにも買いに来てもらえるお店にしたい」と話す奥様。実際、就学前のお子さんがお金を握りしめながら「ケーキどら焼き」などを買いに来るそうです。小さな子どもの心をも掴む和菓子さんは、なかなかないのではないでしょうか。季節を感じる和菓子を買いにまた立ち寄りたいと思います。
【DATA】
季彩菓庵(きさいかあん)しげつ
- 住所:市川市行徳駅前4-19-2
- 電話番号:047-395-9207
- 時間:10:00~18:30
- 料金:料金はすべて税込価格
- 休み:木曜・第3水曜、年末年始