行徳・南行徳エリア
Caffè Nil(カフェニル)
市川市行徳駅前1-7-9
新鮮な自家焙煎豆で淹れるカフェメニューが充実
行徳の住宅街の一角、行徳駅前公園近くにあるのが「Caffè Nil(カフェニル)」。ここは松田美希さんと啓太さん夫妻が経営するお店。オープンは2017年5月。コンセプトは、『毎日の楽しいを共にする“街角バール”』。イタリア人にとってのバールは、1日に何度もおなじみの顔と言葉を交わすコミュニケーションの場所。カフェニルが、そんな場所になることを目指しているそうです。
カフェニルで提供するコーヒー豆は、店頭にある自家焙煎機で焙煎しています。大切にしていることは大きく2つ。ひとつは、世界各地から届けられる生産者の思いが込められたコーヒー豆を、無駄なく少しでも新鮮なうちに飲んでもらうために、少量ロットの丁寧な焙煎を心がけること。そして、もうひとつが良質なコーヒーのもつ個性や風味・甘味・果実味を損なうことなく、それでいて酸味や苦味に偏りすぎないように、調和の取れた味わいのコーヒーに仕上げることなのだとか。
カフェメニューは、ドリップコーヒーが全9種類。そのうち、ブレンドコーヒーは、「ヨーロピアンブレンド」「オリジナルブレンド」「シーズナルブレンド(季節のコーヒー)」「デカフェナートブレンド」の4種類。ストレートコーヒーは、豆により浅煎りから深煎りと焙煎を変えた5種類があります。
更に新鮮な自家焙煎豆をドリップコーヒーだけでなく、エスプレッソやカプチーノ、カフェシェケラートなど様々なバリエーションで味わえるのも魅力です。また、フードメニューは店内で焼き上げる「クロワッサン」や「デニッシュ」、「生ハムとズッキーニのサンド」、ヘルシーで彩り豊かな「サラダランチ」、旬のフルーツを使った「タルト」などメニューも充実しています。
一般的に新鮮な方が美味しいと言われているコーヒーですが、実は焙煎してから2週間から4週間ほど経過したものの方が、味、香りも良いことが多い(豆の種類や焙煎度により前後する)のだそうです。カフェニルが他のお店と違うのは、コーヒー豆の袋には賞味期限の他に、必ず焙煎日を明記していること。これは、コーヒー豆を購入したお客様が自宅で飲むときに、時間の経過と共に味の変化を感じながら、コーヒーがさらに面白く、味わい深いものになるように考えた末のことなのだとか。確かに、焙煎日が記載されていることで、自分の好みの味を見つけることができそうです。
また、コーヒー豆を購入すると、その豆に合うスィーツも教えてもらえるので、自宅で飲む楽しみが増えます。コーヒーは嗜好品なので好みもさまざまですが、コーヒーをより美味しくいただけるようにお客の立場に立って考えてくれる素敵なカフェです。
- ハイスツールのイスが並ぶカウンターは4席。
- 自家焙煎機で常に新鮮な豆を提供。焙煎は豆の味を大きく左右するもの。 真剣なまなざしで焙煎機を操作するオーナーの松田美希さん。
- コーヒー豆の産地よる味の違いを表したチャート。
- ドリップコーヒーのメニュー表。
- 「本日の肉サラダランチセット」1280円。
- 「コンソメスープ」。野菜の旨味が凝縮されたほっとする味わい。
- 「石窯パン」。風味を中に閉じ込めて、外は香ばしく 中はしっとり焼き上げている。もっちりとした食感が後を引く。
- 「サラダプレート・日替わりソースがけグリルチキン」。 チキンが入ったボリュームのあるランチプレート。 本日のソースはバルサミコクリーム。 本日の野菜は大根、オクラ、カボチャ、トマト、レタス、パプリカ、サニーレタス、ほうれん草。 自家製のキャロット・ドレッシングが美味しい。
- 写真は「カプチーノ」。セットドリンクは、コーヒー・紅茶(アイスorホット)、カプチーノ、 アイスカフェラテ、ジュース(りんごorグレープフルーツ)の中から選べる。
千葉県在住の作家さんとコラボしたイベントを展開中
カフェニルの店内奥の壁には、シチリア島のフルーツをイメージしたと思われるレモンの木が描かれています。それが、お店の雰囲気とマッチしています。この絵は現在、店内で展示販売されている作品を描いた作家さんと同じアーティストさんで、チョークアーティストとしてアメリカで活躍されてきた“野津萌さん”でした。千葉県在住ということでご縁ができ、店内に絵を描いていただくことになったそうです。その描いているパフォーマンスを眺めながら、コーヒーを味わうというイベントも行ったのだとか。そして、今後も千葉県在住の作家さんを招いて不定期的に店内を塗り替えられるそうです。絵が変わるなんて、すごくユニークな取り組みで、お店に行く楽しみができますね。
更にそれだけではなく、カフェ×落語という楽しいイベントも開催するそうです。南行徳在住の落語家・三遊亭楽八さんを招いた“カフェニル落語会”(要予約)。カフェと落語という、行徳界隈では、これまでにはなかった異色のコラボなのでは? 日程は2019年7月13日(土)・8月17日(土)。講演は1時間30分。木戸銭2000円で1ドリンク付き。席に限りがあるので興味のある方はお問い合わせを。
カフェニルにはテラス席があります。ドッグカフェではないのでドッグメニューはありませんが、テラス席は犬連れOK! ペット連れで利用できるお店は、この界隈にはあまりないので嬉しいですね。また、子どもが飽きないようにと、おもちゃも置いてありました。ファミリー層にもあったか~い。
カフェニルは、どの時間帯に訪れてもゆったりできる、毎日でも通いたくなるお店です。
- シェイカーを使ってドリンクを作る夫の啓太さん。
- 「カフェシェケラート」580円。
- 一番人気のクロワッサンが付いたモーニングセット「クロワッサンとミニサラダのプレート」。 ドリンク付きで700円。
- 「クロワッサンのフレンチトースト」単品750円。セット1100円。 クロワッサンを卵たっぷりの液に浸して、カリッと焼き上げたスィーツ。 自家製キャラメルソースかチョコレートソースで。
- 店内で販売するコーヒー豆は4~5種類。 2019年6月末まで、果実味のあるフレッシュな味わいが特徴の「令和ブレンド」を限定販売。 季節毎に新しいブレンドが登場する。
- 袋の右下には焙煎日を明記。 商品の前にはコーヒー豆の特徴が表示されているので選びやすい。 それでも迷ったときにはスタッフまで。
【DATA】
Caffè Nil(カフェニル)
- 住所:市川市行徳駅前1-7-9
- 電話番号:047-705-0888
- 時間:9:00~19:00(ランチメニューは11:00~15:00)
- 駐車場:1台
- 休み:火
- ※料金はすべて税込価格
- ホームページ:https://www.caffenil.com/