行徳・南行徳エリア

常夜灯公園

千葉県市川市本行徳34地先

  • 公園沿いの道路

    公園沿いの道路
  • 常夜灯を発見!

    常夜灯を発見!
  • 常夜灯の下には、
 江戸時代の行徳の歴史について記載された案内板が設置されている。

    常夜灯の下には、 江戸時代の行徳の歴史について記載された案内板が設置されている。
  • 「常夜灯公園」の入口。

    「常夜灯公園」の入口。
  • 常夜灯について書かれた解説文

    常夜灯について書かれた解説文
  • 梅雨時には、公園のフェンス沿いにアジサイが咲く。

    梅雨時には、公園のフェンス沿いにアジサイが咲く。
  • アジサイの別名は“七変化”。

    アジサイの別名は“七変化”。

行徳のシンボル“常夜灯”がある公園

市川市の有形文化財第1号に指定された“常夜灯”。

江戸時代の成田山詣での出発点として

文化9年(1812)に江戸日本橋西河岸と蔵屋敷の講中が航路(行徳船)の安全を祈願して、

成田山に奉納されたそうです。

市川市のホームページによると……

「昭和45年、旧江戸川堤防拡張工事のため、位置の移動を余議なくされたり、

袴腰の上に設置されたこともありましたが、

平成21年12月12日常夜灯公園のオープンに伴い、常夜灯は公園内に

免震装置を施してリニューアルして設置された。

江戸と行徳を行き交う船の運航が始まったのは、寛永9年(1632)のことです。

航路の独占権を得た本行徳村は、この地に河岸を設置し、

船は毎日明け六ツ(午前6時)から暮れ六ツ(午後6時)まで運航されていました。

この船は一般に「行徳船(ぎょうとくぶね)」と呼ばれ、

江戸川を下り、新川・小名木川を経由して、

日本橋小網町まで、約12.6キロを就航していました。

現在の常夜灯周辺は、新河岸(しんかし)と呼ばれ、

『葛飾誌略』によると、元禄3年(1690)に景観整備されたと推察されます。

やがて文化・文政期(1804-1830)になると、成田山への参詣路として旅人の利用が多くなり、

当初10隻だった行徳船も幕末期には62隻にも増え、江戸との往来がますます盛んになりました。

渡辺崋山の『四州真景図巻』(ししゅうしんけいずかん)や、

『江戸名所図会』(えどめいしょずえ) 、『成田土産名所尽』などの絵画には

当時の周辺の様子と、常夜灯が描かれています。

常夜灯は江戸川を行き交う船や人々の目印の役割もはたしてきたと思われます。」と、

記載されていました。

まさに、古の時代から常夜灯は行徳のシンボルだったようですね。

堤防沿いの細長い地形を活かした遊歩道には、クロマツが植えられています。

クロマツは市川市の木に指定されているもの。歳月と共に大きく成長することでしょう。

公園内には、あずまや、トイレ、自動販売機、売店が設置されています。

旧江戸川を挟んで対岸には、「江戸川区水辺のスポーツガーデン」の多目的広場や

フットサルコート、ローラーコートで競技する人々の姿が見えます。

その隣には、赤と白のツートンカラーからイメージ・チェンジした、

「王子マテリア株式会社」の煙突が建っています。

  • ジョギングしたり、のんびり散歩をする人など多くの人が行き交う長い遊歩道。

    ジョギングしたり、のんびり散歩をする人など多くの人が行き交う長い遊歩道。
  • 階段を上り正面から見た常夜灯。高さ4.31mの石造り。

    階段を上り正面から見た常夜灯。高さ4.31mの石造り。
  • 公園の前には旧江戸川が広がる。

    公園の前には旧江戸川が広がる。
  • 対岸には、2006年10月に王子製紙から江戸川工場を受け入れた
「王子マテリア株式会社」の煙突?がそびえ立つ。

    対岸には、2006年10月に王子製紙から江戸川工場を受け入れた 「王子マテリア株式会社」の煙突?がそびえ立つ。

梅雨時にはアジサイ観賞も楽しめる!

撮影に訪れたのは5月の下旬。常夜灯公園の道沿いに「アジサイ」が咲いていました。

アジサイについて調べると、トリビアがいっぱい!

まず、アジサイの別名は「ハイドランジア」、「七変化」で、

品種はガクアジサイとホンアジサイの2種類に大別されるそうです。

アジサイは元々、日本原産の植物でしたが、

18世紀頃ヨーロッパに渡ったガクアジサイが品種改良されて、

現在の手毬のような形になったのだとか。

公園などで見かける大きな花のアジサイはほとんどがホンアジサイで、

外国名で「ハイドランジア」と呼ばれています。

品種改良されたアジサイが持ち込まれた当時は「西洋紫陽花」とも呼ばれていたそうです。

色々と呼び名はありますが、全て同じアジサイのことを指すようです。

アジサイが何故、別名で「七変化」というのか?

それは、アジサイを育てる土の㏗度合により装飾花の色が変わるからなのだとか!

酸性の強い土に植えると青系になり、アルカリ性の強い土に植えるとピンク系になるそうです。

但し、白いアジサイには色素がないので、土を変えても白いままになってしまうのだそうです。

天気の良い日に、常夜灯公園の遊歩道を歩いていると、

時々、旧江戸川を渡って吹いてくる風が、頬を撫でていきます。

開放感があり、いつまでも景色を眺めていたくなる公園。

腰を下して、おしゃべりに夢中になる人、スケッチを楽しむ人など様々。

遠くに葛西臨海公園の観覧車が見える夜の旧江戸川の眺めも格別なのだとか。

今度は夕暮れ時に、また、訪れたいと思います。

  • あずまやの前に立て掛けられた、常夜灯に関することが書かれた案内板。

    あずまやの前に立て掛けられた、常夜灯に関することが書かれた案内板。
  • 売店横のテーブルには、
 行徳の歴史について書かれた資料がファイルにスクラップされている。

    売店横のテーブルには、 行徳の歴史について書かれた資料がファイルにスクラップされている。
  • 脚や腕などの筋力を鍛えることができる道具も3種類設置されている。
 自転車で来て、トレーニングに励む人もいる。

    脚や腕などの筋力を鍛えることができる道具も3種類設置されている。 自転車で来て、トレーニングに励む人もいる。
  • 滑り台やトンネルなどが一体となった遊具もある。

    滑り台やトンネルなどが一体となった遊具もある。
  • パンダ、ユニコーン?コアラの遊具も!

    パンダ、ユニコーン?コアラの遊具も!
  • 時々、クルージングを楽しむパワーボートも通る。

    時々、クルージングを楽しむパワーボートも通る。
  • 超スピードでジェットスキーが通過するたびに、子どもたちが大はしゃぎ!

    超スピードでジェットスキーが通過するたびに、子どもたちが大はしゃぎ!
  • この日は最大4台のジェットスキーが速さを競い合っていた。

    この日は最大4台のジェットスキーが速さを競い合っていた。
  • 開放感のある公園。

    開放感のある公園。
  • 川沿いの遊歩道から常夜灯を望む。

    川沿いの遊歩道から常夜灯を望む。
  • 空を見上げると。。。

    空を見上げると。。。
  • ドッグやマリーナもある。

    ドッグやマリーナもある。

アクセスは電車の場合、東京メトロ東西線妙典駅北口より徒歩約15分。

バスで行く場合は、行徳駅から京成トランジェットバスに乗り

「行徳四丁目」で下車。バス停から徒歩約2分で到着。

【DATA】

常夜灯公園

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