北方・中山エリア
市川市中央図書館(メディアパーク市川1)
千葉県市川市鬼高1-1-4
- メディアパーク市川の目印“地生-35°43’ PORARISへ”。
- 市川市生涯学習センター「メディアパーク市川」は、 中央図書館、こどもとしょかん・中央こども館、文学ミュージアム、 教育センター、少年センターがある複合施設。 入口の左手には「ママご本を読んで」(1998)と題した、 大須賀力氏のブロンズ像がある。
- メディアパーク市川の外観全景。
- 建物の屋上付近にある煙突のように見えるのは??
- インフォメーションカウンター。館内にはパンフレットがたくさん置いてある。
- 広々としたスペースに並ぶ書架。入口すぐそばにあるメインカウンター1番が、図書館の総合受付「案内」カウンター。
- 天井が高く美術館のようなデザイン。
市内で最も大きな図書館!
1994(平成6)年11月1日にオープンした市川市生涯学習センター「メディアパーク市川」。施設の延床面積は19,648㎡で、地下1階、地上3階建て。地下1階は音楽スタジオ、集会室・サークル室・駐車場を完備。1階は中央図書館・こどもとしょかん・中央こども館、カフェテラス「ぴっころ」、2階は文学ミュージアム、ベルホールなど、3階は教育センターの施設で構成されています。
中央図書館の蔵書は一般書が59万8006冊、児童書が10万1774冊で合計69万9780冊(26年度)で、市内にある7つの図書館で最多。
本の貸し出しの他に、CD、ビデオ・DVDの貸出、レファレンスサービス、児童サービスを行っています。
ポピュラーライブラリーの一画には、点字資料、録音資料、大きな活字の本などの資料を並べた「障害者資料コーナー」を設置。また「障害者サービスルーム」には、障害者対応パソコンがあり、点字プリントを印刷したり、インターネット画面やDaisy図書を読み上げたりすることができます。
同じくポピュラーライブラリーの一画には、英語・中国語・韓国語などの外国語図書約1万1000冊を並べた「外国語資料コーナー」も。
広いスペースでゆったりとした気分で、教養を高めることができます。
- 一般の図書館フロアは2つに分類されている。 手前が「ポピュラーライブラリー」で、 小説、趣味、ビジネス書など生活に密着したテーマごとに資料を収集し、15のコーナーを形成。 その奥が「レファレンスライブラリー」で、 各分野の専門書や調べ物の参考図書を収めている。
- 収蔵品の中から年に数回、企画展示を行う。 1月の取材時には「東海道五十三次」が展示されていた。
- 入口すぐ右手にある「視聴ブース」「インターネットブース」。 本や雑誌の他、CD、ビデオ、DVD等のAV資料も備えており、CDを借りていくのに選ぶための場所がここ。 また、インターネットを試しに利用できるブースもある。 鑑賞用のブースではないため、長時間の利用は不可。また、市外の利用者は利用できない。
- 「ビジネスルーム」。 図書館の資料と個人のノートパソコン・ワープロ、電卓などのOA機器が使用できる席。 電源およびLANケーブルの貸出があり無料で使用できる。
- 「ヤングアダルトルーム」。 主に中学生、高校生がグループ学習に利用したり、情報交換をする部屋。 試験前になると、友達同士で勉強をする学生たちで満席になることも。
- 「テーマ展示」のコーナー。 毎回さまざまなテーマを取りあげて、広く本の紹介を行っている。
- 年始は「脱!三日坊主」のヒントになる本を集めたコーナーに。 毎回、テーマの切り口が面白い!
- 年が明けて気持ちを新に、 新天地で生活をスタートする人向けにおすすめの本をチョイス!
- 本を並べるだけでなく、POPなどを使い興味をかきたてる工夫を施している。
- 本の分類MAP。 目的の本が探しやすいように分かりやすく細かく色別に分類されている。
- 「レファレンスカウンター」。 必要な資料が見つからないとき、調べ方が分からないときの相談窓口。 レファレンスサービスとは、事実情報や文献情報を求めている利用者に対して、 図書館員が図書館資料を使って答えたり、 回答の含まれる情報源を提示・照会する人的サービスのこと。 社会人専用席・調べもの席・ビジネスルーム・シニアルーム等の 閲覧席を利用する場合はここで申し込みを。
- レファレンスカウンターの奥には、特別コレクションとして、 市川にゆかりの深い永井荷風氏、東山魁夷氏、星野道夫氏、渡邊二郎氏の作品を収集。
- 同じく特別コレクションのコーナーに並ぶ“星野道夫”氏の本。
- 入口左手にある“ブラウンジ・コーナー”。 新聞・雑誌を寛いだ雰囲気の中で閲覧できる。 購入雑誌は約380タイトル、新聞は約30タイトルもある。
- 年始の恒例となっている「福袋」。 スタッフが1袋ずつテーマを決め、 そのテーマに沿った内容の本を袋に詰めて貸し出しをする人気企画。 自分で本を借りようとすると、どうしても分野が偏りがちになってしまうもの。 でも、予め袋詰めされていると、今までにない新しい世界を広げることができそうです。 福袋を開けるまで、どんな本が入っているかドキドキ・ワクワク。
優れた建築デザインやオブジェも必見の価値あり!
ニッケコルトンプラザの斜め前の生涯学習センターの敷地内に立つ、半円形と三角錐のオブジェは「地生-35°43’ PORARISへ」と名付けられています。これは、市川市の北緯は35度43分(市庁舎)で、その角度で地上から空へ、真北に延長していくと北極星(ポラリス)に突き当たることからこのタイトルに。
生涯学習センターおよび中央図書館開館20周年を記念し、イベントとして2014年にこのオブジェを点灯。その光景は、三角錐にある光源から半円形の向きに沿って北極星(ポラリス)に向けた一筋の光が放たれ、幻想的な雰囲気が漂っていたそうです。そして、この光のオブジェは、1995年(平成7年)に国際照明デザイン賞(Illuminating Engineering Society)を受賞しています。
この光のオブジェとメディアパーク市川の建築を手掛けたのが、株式会社山下設計 第一設計部副部長 建築家・安田俊也氏です。
館内に入ると、施設の中庭「水の広場」にもモニュメンが。これは、世界的に有名なグラフィックデザイナー・福田繁雄氏の作品。タイトルは「天知人」。9冊の本が1ユニットになっており、同じユニットが17個、向きを変えたり、回転させて積んであり、高さ22mに153冊の本が塔のようにそびえています。
思わず見上げてしまうインパクトのある本のモニュメントは圧巻!
館内には社会福祉法人「いちばん星」が経営する『カフェテラス ぴっころ』があります。モーニング・ランチ、カフェメニューが豊富で、店内で手作りのお菓子、皮や布製品なども販売しています。毎月店内でミニコンサートも開催されるそうです。施設の外に出なくても、図書館で借りた本を読みながら、ゆっくりと過ごすことができるカフェテラスです。
- 1階にある「カフェテラス ぴっころ」。 営業時間10:00~17:00 休日は月曜・休館日。他、不定休。 ☎047-320-3339
- 一番人気は「週替わりランチ」。 取材日は“てりマヨチキン丼”スープ付き600円。
- 店内で販売される手作りクッキーや皮のしおりや小物入れ(商品は不定期的に入れ替わる)。
- モーニングセットも!
- 日替わりケーキやワッフルなど、デザートの種類も豊富。 夏季限定で、かき氷や、コーヒー氷ミルクなども提供。
- 窓際に座ってコーヒーブレイク。テラス席もある。
- 煙突のように見えたのは、本のモニュメント「天知人」。
- エレベーターから中庭を見下ろすと、市川の花“ローズ”が描かれていることが分かる。
- 高さ22m、真っ直ぐ天に向かって積まれた本のモニュメントは、図書館にぴったり!
アクセスは電車の場合、JR総武線本八幡駅または下総中山駅より徒歩約15分、京成鬼越駅より徒歩約13分。市川市コミュニティバスが、隣接された「現代産業科学館」から運行中。また「ニッケコルトンプラザ」のシャトルバスが、本八幡駅北口から無料で運行中(平日の日中は1時間に3~4本、休日の日中は1時間に6本程度)。
【DATA】
市川市中央図書館(メディアパーク市川1)
- 住所:千葉県市川市鬼高1-1-4
- 電話番号:047-320-3346(直通) 047-320-3333(自動音声案内)
- 時間:火~金10:00~19:30 土・日・祝日10:00~18:00
- 駐車場:99台(最初の90分まで無料、以降30分100円)
- ※休館日:毎週月曜日(祝日と重なった場合は翌開館日)・年末年始・館内整理日(土・日・月曜日を除く月末)・蔵書点検期間
- ※カフェあり 自動販売機あり
- ホームページ:http://www.city.ichikawa.lg.jp/library/